こんきちの雑記帳

アカペラ・ルパン・Mac そして日々の出来事…

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LUPIN the Third -峰不二子という女-

第4回まで「峰不二子という女」を見て、思ったことをつらつらと。文句ばっかりなのでお好きな方はここでUターンしてくださいまし。


わたくし近年のテレスペの「劣化カリ城&2nd路線」に辟易していたので、新解釈のルパンができることに期待していたわけですが…新しければ何でもいいってんじゃないワケで。

ルパンていうシリーズはなにせ作品が多すぎて、ファンの好みも実に多種多様なので、ファン全員に気に入られる作品はもう作れないだろうとは思ってます。今回のシリーズは、個人的に好きか嫌いかで言えば、デザイン的には好きだけどキャラ設定は嫌い。こんなビッチな不二子や下衆な銭形やピエロな五エ門やベラベラ心情を喋りまくる次元は好みではありません。

でもそれでも、話が面白いか、動きがカッコいいかのどちらかであれば、案外そんなに文句もなく見ていたと思うんですよね。それがどっちもダメだからなあ。ルパン・不二子・銭形のデザインなんかは結構好きなんだけど、なんだか紙芝居みたいで「ほぉ〜♪」って動きがないし。

今回不二子は今のところ主役というよりは、なにかに巻き込まれて他人のロマンスやホームドラマの成り行きを見届けて「アタシはこうなの」って言いたいんだな、って感じがします。狂言回しというのか…いや、狂言回しにすらなってないような。

ストーリーもワケわかんなすぎで。毎回キャラの行動原理がサッパリわからんです。何かの伏線かと思うようなシーンも全然回収されてなかったり、かと思うと、喋れば野暮に思えるような自分の気持ちばっかりベラベラ喋ってみたり。なんだかストーリーは取ってつけたような感じで、いくつか言わせたい「カッコヨサゲな」セリフを使ってみたいから、適当に話の流れを作ってみました、って感じがムンムンします。不二子が毎回脈絡なく素っ裸になってドヤ顔してたり(一部で既に「ドヤマッパ」と名付けられてて笑いのタネになってる)、銭形がエロオヤジだったり…そういうのを入れれば「大人向けでしょ?」って思ってる感じがしてイヤ。そういうところに、同人作品っぽい匂いを感じます。

公式サイトのインタビューで山本沙代が「私の好きなように峰不二子を色々な目にあわせられるなんて最高じゃない!!!…」と言ってましたが、まさにこのひとたちの同人作品なんだなと思ってしまいます。

私は原作に関しても好きなのは新冒険の前までで、その後の原作にはあんまり惹かれませんでしたが…もしも原作をそのままアニメにしてもらってもきっと惚れ込めないでしょう。新シリーズなんてストーリーも殆ど無いようなのが多いし (^_^;) 。こんだけ色んな過去作品があると、新しいルパンを作るにあたって何を基準にすべきかってやっぱり原作だとは思うんだけど、あれはそのままアニメにしても面白くないと思うんですよねー(「そのまま」ってどうやるのか想像付きませんが)。原作のキャラもかなりブレてはいると思うし、不二子に至っては新冒険の前までは名前だけ「不二子」で同じ人間じゃないわけだし、ファンの立場では「このキャラは違う」とは言えないんですけどねえ。だから自分とこでこうやってグチグチ文句言うしかないんだけどねえ。

銭形は、アニメのほうはすっかりギャグ担当の人情派無能警部になってしまっていたので、この際ちょっとエグくて目的のためなら多少手段を選ばない的なキャラに戻してもらうのは歓迎だったのですが、あんなゲスなキャラにする必要があったんですかねえ。しかも結局は唐辛子の血糊でやられちゃったりする相変わらずのダメっぷりだし。で、銭形をああいうキャラにしたから、五エ門をギャグ担当にしたんでしょうか。五エ門はテレスペテンプレ踏襲でなんかすっごい浮いて感じました。

次元はなんですかねえ、2nd のキザで感傷的な部分だけを強調したのでしょうか。次元って原作読んでももっとカラっとしたキャラだと思うんですけどね。ルパンとの対比でウェットにしたくなるのかな。またはルパンと出会ってから変わったとかね? ていうか、ルパンという作品には基本的にカラっとしてて欲しいので、まあ個人的にジメジメドロドロした雰囲気は好きじゃないです。

不二子は無駄にマッパを披露しなかったり、自分を安売りしなかったり、不幸な過去を振り返って自分語りをしなかったりすれば、もっとスッキリ楽しめるのにな、と思います。デザインは好きだし。以後不二子の不幸な生い立ちとかが出てきそうで何か嫌な予感がしますが、まあそれならそれでこれはもうパラレルワールドの話として、本編とは関係ないと思っておきます。

いまのところのルパンの扱いにはさほど不満はないんですが(それほど良くもないけど…てかまだあんまり活躍してないけど)、やっぱり軽口のときのクリカンの演技がすごく気になるので、ここはキャストを変えて欲しかったなあと残念です。デザインは好きだし(←しつこい)。キャストに関しては次元にも交代して欲しかった。にしても4話の血糊唐辛子とか馬になって登場!みたいなテレスペノリのギャグは、このシリーズでやられると特に浮くというか唐突というか、ちょっと引いちゃいますね。これまでのところ、笑いのツボが全然刺激されないんだよなー。

オスカーにつきましては…腐っぽい要素を公式作品で使うのは辞めてもらいたいんですが、まあ今後の成り行きを見守りたいと思います。

まあとにかく、キャラを魅力的にしてセリフの掛け合いを楽しめるものにするか、ギャグに徹して笑えるものにするか、カッコ良く動くか、面白いと思えるストーリーにするか、どれかひとつでもお願いしたいところです。全部そろってれば言うことないんだけど。

私はテレビの 1st シリーズでルパンを好きになっちゃったから、原作に近いものを作ってもらっても実は不満なのかもしれないけど…それでももうちっとマトモなものが見たいです。ただ、このシリーズがこれまでカリ城路線(ルパン=正義の味方でヒロインを救う)を強要されていた状態から脱して「何を作ってもいいよ」という前例になってくれるのなら嬉しい限りです。そのためにももちっと頑張って貰いたいんだけど…。

こうやって作品を見て文句を言ってると「じゃあ見るな」とか「ケチ付けるな」とかいう人々もおられるようなんですが、見て文句言うのもファンに許された行為だと思うのでその点はスルーしてください。この作品が好きだというひとを責めているわけではありませんので! ダンナには「負けても負けても応援し続けるタイガースファンみたいだね」と笑われました(笑)
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ルパン三世 血の刻印〜永遠のmermaid〜 感想

ルパンのテレスペをこんなにイライラせずに最後まで集中してみたのは何年ぶりだろう…多分 1997年「ワルサー P38」以来だと思います。ここしばらくのテレスペは、絵をみるだけでイライラ、ルパン・不二子・銭形の声を聞いてはイライラ、不自然な仕草やセリフにイライラ、五右ェ門や銭形のアホ扱いを見てはイライラで、イライラしっぱなしでした。それでも見ちゃうんだなコレが。

今回予告の動画(画面)を見るかぎりでは全然イライラしない、というか私の好みの絵柄なので、かなり楽しみにしていました。クリカンとコバキヨさんは変わってないので、それは心配要因ではあったのですが。絵がいいと余計声が気になるだろうか、なんて心配しつつ、見始めると…


ヤバイ。まずルパンの顔がいい(笑)顔がいいだけでこんなに幸せw 正直私はストーリーとかは割とどうでもいいんです。絵が良くて動きが良くてキャラの扱いさえ良ければ、私はルパンを充分楽しめちゃうのであります。

今回アクションシーンがカッコよかったもの〜♪ マンホールから素早く出てきてガラスを切り取るシーンなんてちょっと惚れぼれしました。五右エ門の畳返しも…あれは旧ルの5話で五ヱ門がルパンにされたワザですけど、きっとアレを見て学習して、40年越しで自分も使ってみたのね、などと妄想。とにかくまあ動きがカッコいいのでそれだけでもう眼福です。ここ数年のルパンは、動きが不自然だったり無駄な動きがあったりで、アクションシーンも興醒めだったのですが。


そして最近のテレスペフォーマットでは、ルパンは不必要におふざけ、五右ェ門は騙されたり利用されたりのマヌケ、銭形はしつこいだけが取り柄の無能警官、不二子は強欲なだけでまったく可愛げのないオバチャン、という扱いで、心のそこから辟易しておりまして…今回それがなかっただけでこんなに嬉しいとは。そんなことで嬉しいってどういうことだよ本当にまったく! 五右エ門の「またつまらぬものを」が無かったのも一安心。今後2度とあのセリフは使わんでくれよモウ! 使ったら怒る!

今回はルパンのおふざけハイトーンが少なかったせいか、クリカンの声でウンザリする回数も少なかったと思います。マズさがまったく気にならない演技もありました。新キャストの3人は個人的にはまったく違和感なし、むしろコバキヨさんの衰えとナレーション喋りが気になって、どうしてこの機会にキャストを全員交代しなかったのか、せっかくここまで色々テコ入れしたのに、なんでその決断が出来なかったのか、というのが悔やまれてなりません。


私はストーリーに関しては割にどうでもいいのですが、気になったのは

・冒頭で銭形の隣にいた部下がルパンの変装であることに銭形が気づかない不自然さ

・マキがドアの外で立ち聞きしていることに3人が気付くのが遅すぎ

・ルパンが本物の人魚の鱗を盗んだあと、銭形と氷室のツーショットやそのあとルパンとマキが逃げるシーンで作画が乱れた気がして、このあと大丈夫か…と不安になった(けどそこだけだった)

・宝石の地図を投影しているシーンで氷室の部下にスパイされてることに気づかないのが残念

・不二子に色仕掛けをされてるときの顔が新ルパン最終回の偽ルパンの顔にそっくりで嫌だったw

・不二子に偽物の宝石を掴ませて逃がしたあとの対応不備

・次元がミサに「借りはいつか返す」と言ってたのに特に返す場面がなかったこと

・ミサに槍が刺さるのは阻止したのに、そのあと手のひらが刺されるのは平然と見ていたこと

・氷室が撃たれても死んでなくて後ろでコソコソ注射打ってるのに気づかずドタバタ劇を繰り広げてるのがマヌケ

くらいでしょうか? あとラスボス氷室の豹変っぷりがちょっとぶっ飛び過ぎでは、と思いましたが、まあそれはいいです(笑)ラストのルパンの説明セリフはやっぱりクリカンが説明口調になってしまったのが残念。

マキが立ち聞きしていることに気づいた後の3人の対応はカッコよかったのですが、ただの素人の小娘に話をまるまる盗み聞きされるまで気づかないのはちょっとマヌケ。

ルパンが不二子に騙されっぱなしではなくて一枚上手だったのはとても嬉しかったのですが、せっかく盗聴器だか発信機だかを仕込んでいたのにそれも確認しないままぐーぐー寝てたのはどうかと思いました。眠らされることを見越して次元に話してあって、次元がしっかり行く先を追っていた、とかだったら良かったんですが。でも「ぐっすり眠れる夜もない」とか言ってたあとだったので、あーらぐっすり眠れて良かったね、とか思ったりw


今回は銭形の不要なドジシーンもなかったですし、不二子もジコチューではあるけどとても可愛かった。不二子を可愛いと思ったのなんてマモー以来ではないだろうか…いや、本当を言えば旧ル以来かもしれない。告白すると私は増山江威子の不二子がキライだったので、今回のキャスト交代はその点でもとても嬉しかったのです。今回もし声が増山さんだったら私は可愛いとは思えなかったと思います。マモーのときの不二子も心底可愛いとは思えなかった。新ルでは「ルパンはこんな女のどこに惚れてるんだ」とずーーーっと腹に据えかねて居ましたw

全体的にはなんとなくカリ城を意識してるのか、最後のシーンとか思いっきりカリ城っぽくて「それはそろそろもういいよ」とは思いましたけど、ルパンが事件に関わる動機が単に「不二子を助けるため」「姉妹を助けるため」ではなくて、ルパン1世絡みの自分の関心だったことで、その点はちょっと緩和されたように思います。ルパンの自分探しはちょっと青臭かったですが、たまに次元にポロっとあんなことをいうルパンもいいかな、と思いました「らしくねえ」「まったくだ」というやりとりがあったのもグッジョブ。


あと蛇足ですが「ルパン先生」はちょっと頂けなかったです (^_^;) 「ルパン先生」というと思い出すのは「マイアミ銀行」。あれは絵は良かった(テレコム担当)ので好印象でしたけど、ルパンの扱い的にはあまり好きではなかった回であります。


ダンナが途中で帰宅して、いつもだったらチャンネル変えられてしまうのですが、今回はダンナも一緒に見入ってしまってました。翌日ゴルフで早起きしないといけないのに、結局最後まで見ちゃってたw 私もいつものルパンだったら恥ずかしくて一緒に見たくなかったけど、今回のは一緒に楽しめました。こんな日がまた来ようとは。ああ嬉しい♪

今年は 40周年で頑張ったけど、来年のテレスペはまた逆戻り…なんてことになりませんように。お願いしますよ!!


☆ 追記 ─────☆─


2回目を見たら、結構色々気になる点は出てきました (^_^;)


・ポップコーンの車というショボイ手段に時間をかけすぎ・かつアレにダメージを受ける銭形たちもどーかとw

・その翌日マキに現金渡したのもなんか違和感。

・本物の人魚の鱗をマキに見つけられちゃったのは残念

・銭形は穴に落ちるのではなく、自分から潜入して欲しかった

・死の門を通り抜けた後、その場に部下はいなくて相手は氷室だけだったので、別に大人しく銃を向けられたままでいなくてよかったのでは? 簡単にやっつけられたでしょ。

・ルパンはたまたま落ちてきた銭形に助けられるのでなく、自分で切り抜けて欲しかった


てな感じで、もうちょっと「抜け目ないルパン」「切れ者銭形」を演出しても良かったんじゃないかと残念に思うシーンがありました。それと、不要なおふざけが少なかったのは嬉しいけど、ユーモアの冴えるシーンもあまりなかったかなあ、とも思ったり。でも無理に笑いを取りに来られるよりはずっといいです。

でもまあ、2回目も面白かったです。翌日もう一度見たいと思うなんて! ホントワルサー以来かも。

あ、あと冒頭の、向けられた銃を払いのけるシーンも好きです♪
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東京ドームシティ「迷宮の罠」

前夜はダンナの両親が寝た後に、ダンナと2人でコッソリと実家の2階に上がり込みました。で、私はこの日 10時前に起床、10:30 過ぎに階下に降りていき、11:30 には友人に会いに出掛けるという不良ヨメっぷりを発揮 (^_^;)

■ この日の写真は↓コチラ

http://picasaweb.google.com/konkichi3/090719_LupinAttraction#


12:30 に JR水道橋駅でルパン友達の yuki さんと待ち合わせて、東京ドームシティへ。更にドームシティの中で同じくルパン友達の kaya さんと落ち合いました。目的はドームシティ内のルパンアトラクション「迷宮の罠」です♪

yuki さんと kaya さんは、前日の「あまガッツ」に1部・2部通しで聴きに来てくださいました♪ ナマでアカペラライブを聴くのは初めてということで、果たしてアカペラというものを気に入って貰えるのか、責任重大!とちょっとドキドキしましたが、お2人とも楽しんでくださったようでホッとしました♪

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まずは腹ごしらえってことで、シティ内のレストランでスパゲティを。味的にさして不満はなかったけど、それほど美味しい♪というワケでもなく(爆)、値段の割に量は少なめでした。まあこういう所のレストランだものね (^_^;)

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満を持してアトラクションへ。



yuki さんと kaya さんは既にこのアトラクションは経験済みで、この日は私に付き合って頂いて何回目かの訪問。ワンデーパスポートを買えば1日何回でもチャレンジできるので、もう20何回もプレイ済みなのだそうです!!! スゲ〜〜。

ワンデーパスポートは 4000円、4枚綴りの回数券は 2000円。9回以上プレイすればパスポートのほうがお得なのですが、そこまではいいだろう、ってことで、回数券を購入しました。ワンプレイ 800円なので、3回以上プレイすれば元が取れます。

残念ながら、アトラクション内は撮影禁止。

以後、アトラクションの概要を書きますので、前情報無しで楽しみたいかたはこの先は読まないでください。






(ネタバレ注意)







入り口で何やら機械(物質吸収装置“A−スキャン”)を渡され、銭形警部からの指令の VTR という形でゲームの説明を受けます。ルパンが盗んでアジトに隠しているお宝を奪還せよ、という指令で、その装置を各々モニターのある機械にかざすと、自分が奪還すべきお宝がモニターに3つ、30秒間(だったかな)映し出されます。制限時間の7分以内に3つとも発見すればOK、という主旨です。

まずは団体で8角形の部屋に通されます。ここでルパンの声で(といってもクリカンですけど)「良く来たな。せいぜい気をつけな」みたいなコトを言われるんですが、そのセリフの間に、ミラーボールみたいな光がぐるぐる回るんですよね (^_^;) これは酔ってしまって正視できないので、この間は目を瞑ってやり過ごします。

そういや前日のあまガッツライブの時もミラーボールが回っていて、お店の人にお願いして止めて貰ったのでした。いろいろ注文が多くて申し訳ない。

ルパンの挑発が終わるとドアが2つ開かれ、鏡の迷路へと進むようになってます。どちらのドアから出ても大丈夫。鏡の迷路はハウステンボスでも経験済みですが、結構迷うモンなんですよね。でも yuki さんと kaya さんはスイスイ進んでいくので (笑) ここは付いて行ってしまいました。

鏡の迷路が終わってアジト深部に入ると、今度は蜂巣状のような迷路部屋を進むことになります。それぞれ奪還すべきお宝が異なるので、お連れさんともここでお別れ。(入場の段階で、グループで1つのスキャンを貰って一緒に回ることも可能です)

アジト内では、「A−スキャン」に簡単なナビみたいなものが表示されていて、ゲットすべき3つのお宝の位置と自分の現在地の位置関係だけが判るようになっているので、動いてみてそれを頼りに目的の部屋を探します。部屋の配置や自分がどちらを向いているかなどは判らないので、結構判りにくい。時々銭形からの通信やルパン・不二子からの邪魔が入って、その間はナビが見られないので苛つきます (笑)。

各部屋や通路には、作品中に実際出てきたお宝が置いてあって、これくらいは撮影させてほしいなあと恨めしく思いました (^_^;)

展示品は オリオンの王冠とか、アルセーヌルパンの残した落書きみたいな絵とか、未来を写せるカメラとか、「幽霊船より愛を込めて」のストーンチャイルドとか、新ルのものが多かったのですが、旧ルの星影銀子の回の聖徳太子がルパンの顔になったお札とか、マモー編のときの斬鉄剣の折れた先っちょ (笑) なんかもあって、結構テンション上がりました。

↑これらは実物(とは言えないけど)が飾ってあるのですが、ゲットすべきお宝はガラスケースの中に3D映像??みたいな形で展示されていて、その前には「A−スキャン」をかざす台が設置されています。自分のゲットすべきお宝の前で「A−スキャン」をかざすとお宝を吸い取って奪還できる、というわけなのですが、お宝は同じようなのが2種類展示されていて、正しい方を選ばないと後で得点になりません。

これが結構、気づきにくい違いなんですよ。例えば「荒野に散ったコンバットマグナム」のときのハンニバルの金貨は、レリーフの兵士のヘルメットの上にある飾りの長さが微妙に違っているとか、テレスペの「燃えよ斬鉄剣」に出てきた龍の置物は、真ん中のツノ?の長さが違うとか、ホントにビミョーな違いで、最初の30秒ではなかなかそこまで覚えられず、殆ど運みたいな感じです。

2回目以降同じお宝に当たれば、どこが違うかは既に判った上で最初に「ゲットすべきお宝」を確認できるので、正しい方がどちらか判断できるようになります。

とにかく高得点を出したい! という人は、最初のトライで制限時間を気にせずに全ての部屋を見て回って、位置関係をなんとなく把握し、ホンモノと偽物のどの部分が違うのかというのを、全てのお宝について見比べて確かめてから、2回目以降を回るのがいいかもしれません。

それでも運が悪いと、途中で「あんたが狙っているお宝、ひとつ返して貰ったぜ」とかクリカンに言われて奪い返され、もしそれがまだゲットしていないお宝だったら、それ以後はもう吸い取れなくなってしまいます。更に最後、ランダムにラッキーポイントとかアンラッキーポイント(減点)とかがあったりするので、結構運に左右される部分が大きいみたいです。

迷路もかなり複雑になっていて、しかもお客が多いとお宝の前や部屋の入り口で待つ時間が出てきたりするので、7分の制限時間内に3つ全てゲットするのは結構難しいです。7分を過ぎると、ゲットすべきお宝の前でA−スキャンをかざしても、もうお宝は吸い取れなくなります。7分以内にすべて吸い取れれば、出口に辿り着くまでに何分かかってもいいんですが、時間がかかるとポイントが低くなるようです。

私は合計4回トライしたんですが、結局全てゲットできた回は一度もありませんでした。3回目は3人で1つのスキャンを貰い、制限時間を無視して、1つ1つのお宝を yuki さん・kaya さんの解説付きで (笑) じっくり堪能。得点とかもうどうでも良くなった (^_^;) 最後の回はすべてのお宝に辿り着きはしたものの、途中でルパンに取られてしまったので戦利品は2つ。

3D映像のお宝は他に、テレスペの「1$マネーウォーズ」に出てきた「幸運のブローチ」とか、新ル「ルパンはシャネルがお好き」に出てきた「ウィルヘルム家の拳銃」とか、「作戦名は忠臣蔵」のときの吉良上野介の入れ歯 (笑)、旧ル「ニセルパンを捕まえろ」の盗術書なんかがありました。「幸運のブローチ」は、yuki さんは好きすぎて特注でレプリカまで作られたんです! この日、バッチリ装着しておられました♪「Green vs Red」にこのブローチが出てきた時は、息をのむほど驚いて喜んだとのことです (^o^)

迷路を抜けて出口に辿り着くと、また「A−スキャン」をかざす機械が並んでいます。そこにかざすと、お宝が正解だったかどうか、回収したお宝で何点ゲットできたか と、(アン)ラッキーポイントが加算(減算)されて、総合得点が表示されます。高得点の人は、アトラクションの入り口にあるスクリーンに名前が表示されるようになってます。ここで、このアトラクションの筋立てについて軽いオチというか、どんでん返しが明かされるので、銭形の VTR は一応最後まで見てください (笑)

私は一番良い時で400点台くらいだったと思いますが、高得点のひとは 1600点とかで、意味がわかりません (笑)









(ネタバレ終わり)






てな感じで、充分に堪能しました。楽しかった〜〜♪ 途中でお茶休憩を1度入れたのですが、それでも結構疲れました。万歩計付けてみれば良かった (笑) あーでも、結構込んでいたから、入り口で並んでいる時間が長かったのかな。お喋りしてたので退屈はしませんでしたが、足は疲れました。


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ゲームを堪能した後は、ルパングッズを販売しているショップに向かいました。その隣にあるゲーセンにも、ルパンのゲームや UFO キャッチャーみたいなのがズラリ♪ 私はヘタクソなのでこういうのはあんまりしないんですが、100円払って1度だけキャッチャーに挑みました。勿論失敗。

飾ってあるレーサールパンのフィギュアが、良いお顔だったなあ♪



Lupin Station Tokyo

ショップにはクッションとかTシャツ、灰皿やマグカップ、バスタオルやハンドタオル、お菓子、ゴルフボール、携帯グッズや文房具などが置かれていました。私はバスタオル2枚とハンドタオル2枚、マグカップ、クリアファイルを購入。来年引っ越しを控えているので、かさばるモノは自重しました。



yuki さんと kaya さんはこのお店にも何度も来ているので、店長さんと顔見知りになっていて、グッズに関して色々注文を出していました。店長さんもファンの意見は有り難いようだったので、私も「こういうのがあれば嬉しい」とか、「平山氏のデザインのものは買わない」とか色々言っておきました (笑)

店内にはピアノが置いてあって、隣にはルパンが立っています。このピアノは大野雄二氏演奏のルパンの曲を自動演奏してくるのです♪ ちゃっかり演奏を動画に撮らせて貰っちゃいました。


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もう暗くなりかけた頃、今度は青山にある「Fiat Cafe」に向かいました。1階は Fiat のアンテナショップになっていて、新型フィアット 500 が展示してあります。去年12月のオープンのときには、ルパンとのコラボで、壁面に大きなルパンのイラストが飾られていたようです。

今回行った時は特にルパンの形跡はありませんでした。

ここでも yuki さんと kaya さんは常連さんで、店員さんと知り合いでした。kaya さんはさっきのグッズショップでわざわざお土産にルパンのクッキーを買って、店員のオニイサンに渡していました!

そしたらそのオニイサンがとても器用なひとで、お礼にとカプチーノの上にカリ城ルパンのイラストを描いたものをサービスしてくれました。3人ともコーフンして写真撮影タイム (笑)



ランチの時間はとっくに終わっているのに ランチメニューを特別に出してくれたり(←こちらは有料ですが)と、常連のお2人に便乗して私も特別扱いを堪能 (笑)。ちょっとお値段は張りますが、このランチメニュー、とても美味しかったです♪

結局ここでお尻に根が生えて、10時頃までお喋りに花を咲かせたのでした。翌日お仕事だというのに、遅くまでお付き合い頂いてありがとうございました。いや〜〜濃ゆい1日でした。

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前日に引き続きこの日も、両親が寝静まってからコッソリ2階に上がり込みました (^_^;) しか〜し、ダンナはこの日大学の時の同級生と会って飲んでおり、帰りは私より更に遅かったのであります。可愛そうなダンナの両親… (ToT)
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BSアニメ夜話:ルパン三世

NHK の BSアニメ夜話で7月、ルパンの大特集があるらしいです!


「アニメ!アニメ!」記事

以下引用↓

アニメ作品をとことん語り尽くすNHK BSの人気番組「BSアニメ夜話」が、2008年7月28日から31日まで、「とことん ルパン三世」と題した特集を行う。

放送は各日20時頃から4時間あまり、4日目のスタジオパートは生放送となる。放送時間は合計で約17時間になる大型の企画である。

番組では『ルパン三世』の第1シリーズ23話を3日間に分けて放送する。4日目には、第2シリーズと第3シリーズの合計205話から視聴者の投票によって選ばれたエピソード上位7作品が放送される。投票は現在、「BSアニメ夜話」のホームページ上で受け付けている。

また、アニメ本編の放送のほか、芸能人・文化人など各界の熱狂的なファンをスタジオに招いたオープニング特集や、ルパン三世誕生の裏側に迫るドキュメント番組などが放送される。通常の「BSアニメ夜話」も3日目に放送される。



NHK の番組情報ページ

7/28 20:00〜24:00
7/29 20:00〜24:00
7/30 20:00〜24:45
7/31 20:30〜25:00

以下HPから引用。

世界的な人気・評価を得ている日本のアニメーション。その中で誰もが認める名作を、長時間編成で「まるごと」「とことん」お送りし、大いに語り合う大型シリーズ。今回は、海外でも人気の高い「ルパン三世」のテレビシリーズを7月28日から4日間、約17時間に渡って放送します。初回放送から37年経た今も、世代を越えて次々に新しいファンを獲得している「ルパン三世」シリーズ。その原点となるテレビ第一シリーズ23話を一挙に放送。さらに、第二、第三シリーズ全205話の中から、”あなた”の人気投票で選ぶ上位作品を放送します。また、芸能人、文化人など各界の熱狂的なファンをスタジオに招くオープニング特集。アニメ「ルパン三世」の魅力について語り合う「アニメ夜話」。ルパン三世誕生の裏側に迫るドキュメント番組。そして最終日には、視聴者からのメッセージを紹介しながら進行する生放送。幅広い世代にわたる人気の秘密を探ります。




うわーー、うちのビデオじゃ長すぎて録りきれないな…シリーズ部分はDVDで持ってるから、スタジオ部分だけ録るかな〜〜〜。それともブルーレイ買うか (笑)

それにしても投票、7つしか選べないなんて… (^。^;) どれにしようか迷いまくりです。


ちなみにですが、犬夜叉もようやく最終回を迎えるそうです。単行本買って読んでるんですが、どうなるか楽しみ。コナンはまだ続くのかな…(^_^;
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BEBOP Lupin

マイミクさんのひとりがステキなネタを日記で紹介してくださったので、頂いてきました。

COWBOY BEBOP のオープニングテーマ「TANK!」のルパンバージョン。BEBOP 自体がもともとルパンを意識して作った作品だけあってフィットしまくり。この動画の作者さんのセンスもすごいわー。

私「TANK!」大好きなんです。もうココロが震えてもだえちゃうくらい好きです。


■ ルパン三世×カウボーイビバップ




■ ちなみに…純粋オリジナル「TANK!」




■ さらにちなみに…上の2つを同時に並べた比較バージョン




顔を見たら色んなルパンが混じってるのが判る、と言ったら「あんな一瞬で判るんだ!」と感心されちゃいました (笑)。人様の顔は覚えないのに、どうしてルパンは覚えられるんだろう??? ヒトやサルの脳には、顔だけに反応する顔ニューロンというものがあるそうですが、私はそこの発達が遅れた代わりに、ルパンニューロンが発達してしまったのかもしれません。(kazuhi-s さんは脳関係分野の研究者さんなので、きっとそういう指摘があるだろうと思ってました/笑)

…というか、私のルパン仲間なら、全員すぐに違いが判ると思います。ワタシは全然スルドくないほうです。


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続報もありました (笑) 表示が重くなるので「続き」でどうぞ!

 
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GREEN vs RED

昨日は金ローでカリ城をやってました。映画館での上映とTV放送だけでも一緒にセリフ言えるくらい見てるし、DVDも持ってるので今更なんですが、見ちゃいましたです。ダンナが居る間はダンナにチャンネル権があるので、ヤツが寝に行った9時半すぎくらいから見ました(…って、ダンナ寝るの早っ!)

皆さん声が若い!(←当たり前) それと、なんかDVDよりキレイに見えたなあ。ブルーレイのレコーダー買ってからまた放送があったら録画しよう…いつ買うか判らないけど (^_^; あ、そのうちブルーレイで発売されたりもするのかな。

余談ですがカリ城は中2のとき公開されて映画館で5回見まして、5回目は他にお客が殆どいなかったので、一緒にボソボソセリフ言ってました (笑)。でもテープがヨレヨレになっていて、山田さんの声がヨボヨボに聞こえて悲しかった覚えがあります。

ルパンついでに、この間見た新作DVD「GREEN vs RED」の感想を書いておこうかと思います。書こう書こうと思いつつなかなか気持ちが奮い立たなかったのですが、カリ城を見たお陰でそんな気になりました。

以下ネタバレを含みますので、これから見る予定のあるかたはご注意ください。それから、否定的なこともたくさん(そっちのほうが多い)書いてありますので、それで不愉快になりそうなかたはここでやめておいてください!

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さて。見てないし見る予定もないけど感想を読みたい、という奇特な方の為に説明しますと、この作品の中では「ルパン」は固有名詞というよりも「肩書き」のような扱いになっていて、無数の「ルパンになりたい」男達が登場します。みんなルパンの顔をしていて、ジャケットカラーは赤・緑・ピンクと様々です。次元も五右衛門もルパン本人さえも、ホンモノは誰かということに拘っておらず、ルパンたる資格のあるもの、勝ち残ったもの(?)がルパンの名に相応しいと考えています。

で、物語の主人公はヤスオという青年です。施設で育って今はラーメン屋で働いてます。自分の生活が気に入って居らず、そんな折りにホンモノのルパン(赤ジャケ)によって、ルパンになるべく挑戦をするように仕向けられます(というように見えました)。ヤスオが働くラーメン屋に赤ルパンが変装して緑のジャケットを残していき、また町中でスリをしていたヤスオにわざとワルサーをスらせ、最後にはフィアットまで目の前に置いていき(←違うかな?)。

で、「これは運命だ!」とその気になって盗みをしたりしているうち、今回のメインターゲットである「アイスキューブ」に目を付けた、と。そんなような話です。多分。多分というのは、時系列がアチコチ動き回って判りにくく作ってあるし、状況説明も殆どないので確信が持てないのです。まあ状況説明ばっかりセリフで入りまくりなのよりはいいですが。

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全体のトーンとしては随分叙情的に作ってあって、テーマは「ルパンとはなにか」ということのほか、争いのあふれる今の世の中を嘆く…みたいなことが骨子になってます。笑いは少ないです。あったとしてもワタシ的にはスベってます (^。^;) つまり笑えたところは無かった!

で、私の反応は、大まかに言えば、いつものテレスペよりも絵が気に入ったので最後まで飽きずに見られたけれど、話の作り方とかは気に入らない、という感じでした。叙情的すぎるのも敬遠する理由のひとつかも。画面の作り方も、光でぼやかしているシーンがかなり多くて、ちょっと五月蠅い感じがしました。たまにならいいんだけど。

流れとしてはなんだか時系列がぐちゃぐちゃで、わざわざ判りにくくしてあるように感じました。多少前に戻ったりするのはよくある手法だしいいと思うけど、あまりに時間をいじくりすぎてて1回見ただけでは判りにくい。DVDだから何度も見て下さい、ということなのかもしれないけど。

何度も見て発見がある作品というのは楽しいもので、例えばカリ城なんかは、最初のほうで宿にカゲが襲ってきたときにルパンがチマチマ作っていたのは指輪の偽物だったんだな、と気づいたときは嬉しかったりしたのですが、でもカリ城は最初に見たときから何の迷うこともなく物語に引き込まれていって、あとから発見するのはそういう細かい仕掛けだったので、最初に見終わったときに既にスッキリ爽快! だったのです。今回のは見終わってから「?????」がたくさん浮かんで、ギモンを解消するために「う〜んもう1回見るか」という感じでした。それでもいつものテレスペと違って絵にイライラしないので苦にはなりませんが。

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この作品はヤスオ(緑ルパン)が主人公です。が、私はそのヤスオに共感を抱けなかったので、それが大きくマイナス感に繋がっていると思います。主な理由は恐らく、カレは自分の力で自分の人生を切り開いているようには見えないし、自分の状況を生まれ育った境遇のせいにしてウジウジしているように見えるからだと思います。モチロン現実の世界では、境遇のせいで苦労しているひとは大勢いるとは思うし、同情も感じますけれど、ルパンという作品の主人公にこういう人物を据えられて、しかもそれがホンモノに成り代わろうとしているとなると、とうてい思い入れが出来るものではありません。

今ホンモノのルパンをやってるルパンも、ルパンになる前は似たようなもんで、ルパンになる過程で変わっていったのだろうか? と思うとそれもやっぱり嫌でした (笑)

ヤスオの恋人=ユキコにも共感できませんでした。まずユキコは中の人(←つまり声優さんですが (^_^; )の声が受け付けずダメでした。平野綾というひとです。声で言うならヤスオの中のひと(ラーメンズ片桐仁)も、所々わざとらしく感じるところがあってワタシ的には×でした。ファンのかたゴメンナサイ。あ、クリカンに比べたら全然OKです。そのクリカンも今回はいつもよりは良かったかな…。

最後にはどうも赤ルパンがヤスオを次世代のルパンと認めてあとは任せて引退した、というように見えたんですが、この結末も気に入りませんでした。ヤスオルパンはイッパイイッパイな感じだし、「俺たちの未来は俺たちのもんだーー」なんてことをストレートに主張するしで、どうみてもルパンらしくなく、どうしてカレが現役ルパンによって後継者に選ばれたんだか不思議です。それに、誰がホンモノのルパンか、ということがどうでもいいんであれば、それじゃあどうしてそんなにルパンの名前に拘るのかナゾです。ルパンの名前にすがっているように見えて、なんだか虚しい気がする。でもって、その「新型ルパン」に次元や五右衛門がホイホイ付いて行っちゃうのも気に入らない。

そしてそして、ホンモノとされているルパン(赤ルパン)の声がクリカンなのがまた違和感バリバリ! (T0T) いっそのことこの赤ルパンも偽物だったらちょっとはスッキリしたのに。で、赤ルパンが変装していた(んですよね?)古本屋の主人・紅屋が、実は赤ルパンとは別人で、これがホンモノだったということだったらまだ良かったのにー。

なんだかこの交代劇は、赤ルパンが実は山田ルパンで、ヤスオルパンがクリカンルパンのつもりなんじゃないか、なんて穿った見方もしたりしたんですが… 山田ルパンをクリカンが演じてるというのはちょっと無理がありますよね (^_^; 赤(クリカン)ルパンが既に山田ルパンを次いだ2代目で、ヤスオルパンがその後、と考えれば、声優陣交代を見据えているのか…とも考えられるワケで、別の役者が今後ルパンになるべく挑戦してくれるなら嬉しい♪と思ったり。

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大筋の感想はこんな感じです。あとドウデモイイ所に行きますと、銭形の同僚である片山と悪役の日下部が、2人とも長崎の出身なんです。何故に?? 片山さんは原爆症です。オタカラが人工プルトニウム(ヤスオはアイスキューブをダイヤだと思ってたんですが実は違いました)だったので、原爆と結びつけたかったのかな。でも長崎をナニゲに強調する割にはあんまり意味があるようには感じられませんでした。

日下部のなかのひとは長崎出身のかたなんだそうです。最初見たとき「なんだか偽物っぽいなあ」と思ったんですがネイティブだそうで。台本が悪いのかな。それとも、あまりにネイティブなイントネーションにしてしまうと見る人に判りにくいと思って標準語イントネーションを混ぜた結果、おかしなことになってしまったんだろうか。

些細なところでは、軍隊マニアルパンや、アフロルパンの巨大ロボットのあたりのノリはちょっとヒきました。ついて行けない感じ。

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ルパン作品のなかで私には「話は大したこと無いけど好きな作品」というのがあるんですけど…新ルパン後期の「神様がくれた札束」とか「ルパン逮捕ハイウェイ作戦」「マイアミ銀行襲撃記念日」あたりがそうです。ルパンのキャラデザインの好みから言うと、ワタシ的にはもうすこし頭が小さめのフォルムが好きなんですけど、それはさておき画面があまりにも楽しくてステキすぎて、話の筋なんてどうだってよくなっちゃうのです。これらはコメディなので話がどうでも気にならないんですが、今回みたいに重〜いテーマで重〜い雰囲気の話だと、画面がよくても話のほうに気が行っちゃうから、それが気に入らないとマイナスポイントが非常に大きくなるんだと思います。

社会批判を前面に持ってこられるのも私は好みではありません。チョロっとスパイス的に入ってるくらいならOKなんですが、ここまでストレートに来られるとちょっと。

それと、今回いい表情のルパンが結構たくさん出てくるんですが、その殆どがホンモノのルパンではなく、私にとってはルパンがホンモノであるということが凄く大事で、お顔がステキでも中身はホンモノじゃないんだ、と思うとワクワクできないみたいでした。

素敵な表情はたくさんあったんですが、仕草や動きにドキドキすることはあまり多くはありませんでした(屋上でタバコ吸いながら肩を回してるとこは良かった♪)。この辺がまた新ルパン後期の前述の作品と大きく違うところかな。

最後の対決のときの、新冒険風のシーンは面白いと思いました(その部分だけ急に画風というか作風がガラっと変わるのです)。ああいう作風で無声短編というのもいいかも。

新冒険てナニ? という方はコチラをどうぞ

今回の話は私は気に入りませんでしたが、過去の作品にしばられない意欲は買いたいと思ってます。その割に過去の作品のオマージュもたくさん出ては来たんですが…まあ新しいことに挑戦してくれるのは、なあなあで作るよりはよっぽどいいことだと思います。
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今日は何の日、フッフ〜

今日は山田康雄の命日です。もう13年にもなるんですね。

たまたま「おもいっきりイイテレビ」をつけてたら
「今日は何の日」で山田さんの特集をやってました。録画成功 v(^^)v
若い頃の山田さんの写真とか、ドラマに出演してるところとか、
昔の映像がチョロチョロ出てきましたですよ。

私は山田氏ご逝去の翌日調べ物のアルバイトで大谷図書館にいて
地下鉄サリン事件とニアミスしたんですが、
その大谷図書館のロビーでの若い女性2人の
「山田康雄が亡くなったんだね」という会話から訃報を知りました。
ありきたりな表現ですが、棒で頭を殴られた様なショックでした。
そのあとバイト先に戻るときにサリン事件を知って
もうなんだか、呆然とした1日だった…

直後の5月にルパンの「くたばれノストラダムス」を新宿で見ていたら
その最中新宿駅で今度は青酸ガス事件があって、ニアミス続きでした。

閑話休題。「今日は何の日」にはおおすみ正秋氏も出演。
ヨボヨボの納谷悟朗氏も出てきて喋っていて悲しい気持ちになりました。
最後は「クリカンに受け継がれた」みたいな話で終わって
余計悲しくなりました。orz
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Fiat 500 の発表会に…

Fiat 500 と聞いてルパンを連想する一般人 (笑) は結構多いのでしょうか?

http://plusd.itmedia.co.jp/d-style/articles/0802/22/news127.html

http://www.auto-g.jp/news/200802/22/newcar03/index.html

新型 Fiat 500 の発表会に、モンキー・パンチ氏が呼ばれたようです。Fiat の CEO 氏、子供の頃からルパンのファンだったとか。子供の頃からって…若い人なんでしょうかね。

Fiat をルパンに登場させたのはモンキー・パンチ氏ではないと思いますけど、大塚さんとか宮崎さんとかが呼ばれるってことはやっぱりないのかな (^_^;

「GREEN VS RED」の予告映像もあったそうです。意外なところで…。Fiat 500 のファンとルパンのファンって、結構カブるのかしらん。

久々のルパンネタでした。
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ルパン新作

今年はルパンの DVD が出ます。題して「GREEN vs RED」

…ってのは既知の情報だったんですが、ミクシィニュースを見て「あれれ?」と思いました。スクリーンで上映、だそうです。風魔のときみたいに「映画」って扱いになるんでしょうかね…? 長崎では、やらないだろうなあ。

特設サイトが出来たようです。

今回のは結構力を入れて作ってるっぽいという(オフィシャルの触れ込みではない)情報が入ってて、ちょっと期待してるんですが、キャストを見てまずはガッカリ。ここは変化がないですねー。大英断は近々無いんでしょうかね (ToT)

映画だとキャストをいきなり変えるのは難しいのかもですが、深夜番組とか DVD とかでコソっとやってくれないかな。宮崎駿の「名探偵ホームズ」は映画版とテレビ版でキャストを変えてましたけど、DVD は違う人で、とか、副音声で違うのが楽しめる、とか、そんなんあったらいいのにー。


TOHOシネマズ のサイトにも情報ありました。別の絵も掲載。

あくまで「DVD発売記念」であって、映画という扱いでは無さそうですね。

どうなんだろう…ワタシ的には、例年のテレスペの絵よりもグッと好感持てる感じです。声はさておき、楽しめる作品になりますように。
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ルパン三世 TVSP「霧のエリューシヴ」

見ました。

昨日はダンナにチャンネル権を奪われて、しょーがないからダンナが寝てからビデオを見よう…と思っていたら、ダンナが寝るより前に、私が寝入ってしまいました。起きたのは朝の 4:30。うう、ルパン仲間のチャットも終わってしまったあとでした…(ToT)

先週の帰阪以来すっかり夜寝る習慣が身に付いた私。その点はこのまま維持したいモノです。

で。作品ですが。以下、1回ざっとみた上での感想を書きます。細部で間違いがあったらスミマセン。ネタバレを含みますのでご注意ください。結構言いたい放題言ってますので、無責任な感想・愚痴を読みたくないかたはここでUターンしてください。






結論から言えば、いつもよりは良かったです。所々ギクシャクした所はあったけど、例年に比べればよく動いていたと思うし、顔もいつもの平山調の下品な感じの絵は大分減ったような印象でした。ルパンの髪を茶色にするのはやめてくれと思ったけど (笑)。あと五右衛門の顔は、下品な線に感じた場面が多かったかも。原画、キャラ毎の担当だったのかしら???

で、ですね…やっぱ声がね (^_^; シロウトとお年寄りがたくさんで萎えます。ルパンの声はもう聞いてるだけで腹が立ってきますし。他のレギュラーも聞いていて衰えが苦しい。関根麻里は個人的に好きなんだけど、やっぱりヘタクソで浮いている感じがしました。中村獅童は違和感無かったです。

それと、BGM。私は大野雄二氏のジャズは大好きなんですが、劇番はあまり好きでないタイプの曲があります。PART III のころの感じの BGM は私の好みに合わないのですが、今回の BGM はあのころの雰囲気が出ていて、私は気に入りませんでした。シーン毎の選曲もイマイチぴんと来ない。もっと小粋な感じにならないもんかなあ。(今井美樹の歌うエンディングは良かったです。「ア」の発音が気になるけど)

なので、今回は耳から入ってくる情報でかなりテンションが下がりました。画面だけ見たらもっと良かったかな。

そして演出や話のはこびについてですが。

魔毛狂介、初めて会ったという設定なんですねー。それなら別に過去のキャラをもう一度引っ張ってこなくてもいいのでは。タイムマシンネタをやるとルパンファンならどうしても魔毛を思い出すから、どうせそうならと思って使ったんでしょうか。

最初に魔毛狂介がルパンを500年昔に送った理由を「ルパン33世に自分の彼女を奪われたことへの復讐」と言ってましたが、まずそこで「ハァ?」と思ってしまいました。結局その理由はオマケに過ぎなかったわけですが。

TVファーストシリーズ(以下「旧ル」)で魔毛狂介が「魔毛一族がルパン13世によって滅ぼされたことへの復讐」といってルパン三世の前に現れたのは、魔毛狂介が三世と同時代の人間だったことからまだ納得がいきますが、ずっと未来に生まれたカレが、同時代の33世への復讐をしたいのだったら、三世よりももっと楽に殺せる人間を殺せばいい。実際旧ルではそうしようとしていました。(モンキーパンチの原作では確か魔毛狂介は未来の生まれでした。この点オカシイと思って旧ルのスタッフが設定を直したのかしら)

最初の時点ではこの理由が付け足しだと思っていなかったので萎えました。ルパンが「なんでオレなんだ??」ってギモンに思わないのもヘンだし。この動機のフェイクにはどういう意図があるんだろう? 笑わせようとしたんなら失敗してると思います。

過去に戻って先祖を消すと「今」「目の前で」その子孫が消える、というタイミングの不可解さは、この際深く掘り下げずにおきます (笑) (←この設定は旧ルから引き継がれています)。しかし、物体を瞬間移動させるのはタイムマシンと関係ない気がするんですが、あれはどういうんでしょうね。まあそう言い出せば、旧ルで不二子を一時的に消した理屈もよく判りませんが (^_^; 。

過去に戻って先祖を消すと「今」子孫が消えるのに、ちょっと未来の自分が戦国時代に戻って壊してしまった岩が消えるのを「今」目撃する、というのも訳ワカランですが。

まあそれはいいとして。一番虫酸が走った(失礼)のは、カリオストロの城のオマージュだかパロディ(にはなってないと思うんだけど)だかのシーンです。白い石を指に挟んで魔毛に謎解きをするシーン。過去の作品の断片を引っ張り出してくるのはもういい加減にしてくれと思いました。クリカンが声やってるから余計そう感じるのかもしれません(つまり汚されたと感じる)。最後のエンディングの部分が新シリーズの最終回やカリ城エンディングの二番煎じ、ってのは本編に関係ないので気になりませんでした(←ひょっとしてセリフが無いからか?)。

五右衛門の「またつまらぬものを斬ってしまった」は、もうイイカゲン使うの恥ずかしくないのかしら? あれで笑えたのは、新シリーズ「謎の夜行仮面現る」で「マモー編」のパロディとして使った最初の1回と、そのあとのカリ城での2回目までです。もういいですから。

冒頭「テレコム運送」と書かれたトラックが通って、荷台にクラリスのイラストが描いてありましたけど、これはスタッフのお遊びでしょうね。こういうのは別にOK。気づいてニヤっとするくらいです。

ルパンがムダに真面目な表情をするのが気になりました。粋じゃないなあ。最後のシーンで銭形に追いかけられて「次元、急げ!」なんていうときに、あんなマジな顔してどうするんでしょうかしら。魔毛の「オレの彼女を…!」のギャグシーンなんかもセンスないなあ。テンパってフザけてるだけの、お子ちゃま向けギャグ。旧ルの魔毛も最後相当コワレてますけど、あれはそれまで真面目に強敵ヅラしていたのが、最後になってコワレちゃうからバカバカしくて気持ちよく笑えるんだけどな。

今回も銭形はイラネーと思いました。「一般市民に手を出すな」って言ってバイク走らせるとき以外は(←アレも別にいらないシーンだと思いますが)、ひたすらドジでマヌケな道化役に徹していました。イラネー。敵方に捕まってるんだったら、もっと他に使い様が無かったんでしょうか。

ストーリー自体は、どうこういうほどどうってことないものなので、気になったのはこのくらいでしょうか。オチも全然意外性が無くて、ルパンや魔毛たちの行動が伝説の元になるなんてのは最初の段階でもうバレバレ。

例年よりは楽しんで見たような気がするんですが、とにかくルパンの声を聞く度に腹が立つモノですから…こればっかりはキャスト変えて貰うしかしょうがないです。

今回はヒロイン(女王・お不三どっちも)に嫌悪感を抱かなくて済んだ点は良かったです。えらい消極的な賛辞ですが、ここ数年ずっとヒロインに拒絶反応を起こしていたので。そして、お不三の声を増山江威子にさせなかったのは良かったと思います。まあ関根麻里もアレだけど、増山江威子がやるよりは良かったかなと。性格設定も結構好感が持てました。

画面自体はやはりテレコムがやってるだけあって、いつもよりもグっと良かった様に思います。今回結構ルパンの表情やポーズでグッとくるのもありました(←イガイに重要ポイント/笑)。ルパンたちと他のキャラとのデザインのバランスも例年より断然良かったのでは。これであと面白い話が書ける人と、もちっと若くて優秀な声優さんを用意してくれれば、結構楽しめるようになるんじゃないかなあ。
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