こんきちの雑記帳

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小説・ルパン三世

双葉社が出してる「小説推理」という雑誌に、時々ルパン三世の小説が連載されており、5本をまとめた本が出版されている。なかなか面白かったので、ここでオススメ。「RECOMMEND」の蘭にもアップしてあります。

 『拳銃家業もラクじゃない』 by 大沢在昌
 『バンディット・カフェ』 by 新野剛志
 『1-1=1』 by 光原百合
 『深き森は死の香り』 by 樋口明雄
 『平泉黄金を探せ』 by 森 詠

の5本立て。個人的には、最初と最後のはあまり面白くなかった。大沢在昌なんて有名所なのに、なんだか誰が何してるんだが、行きつ戻りつして読まないと判りにい。セリフもなんだか不自然。新宿鮫とかって面白いのかしら?

バンディット・カフェ』は、ストーリー自体はどうってことないのだが、コミカルな描写が上手い。ルパン達の行動にも不自然な部分が無くて、素直に楽しめた。

1-1=1』では意外な人物がフィーチャーされていて、TV作品を見ているヒトは「そう来たか」とニヤリとするかも。ルパン達よりも「彼」のほうが出ずっぱりで、彼の視点から物語が書かれており、そのためにルパン達の行動を第三者的視点から見ることが出来て面白い。また「彼」自身も、「ウンウン、成長したらこうなるだろうな」とナットクできる性格に書かれていて上手いなと感心する。ルパンがやや「いい人」すぎるがウンザリするほどではなく (笑)、ストーリー展開もよく考えられているオススメの一本。

深き森は死の香り』は、私の大好きな「アクション・ノベル・シリーズ 〜 エルドリア大脱出作戦」を書いている樋口明雄氏によるもので、今回のも非常に気に入った。なにしろルパンがカッコイイのだ♪ ストーリーを追うよりも、ひたすらルパンのカッコイイ絵を想像しながら楽しんでしまった。この人にテレスペの話を書かせてくれないかなあ。私ゃルパンがカッコ良ければ何でも良いのよ、ウン。(極言)

平泉黄金を探せ』は、ワタシ的には却下。ルパン達のセリフが非常に不自然で、「こんなセリフ言わんやろ!」と始終突っ込みまくり。描写もなんだかギクシャクしていて読みにくく、ストーリーも凡庸で拾うべき所が見つからない。お好きな人、スミマセン。ルパンネット界には、もっと素敵な作品を書くアマチュア作家が沢山いると思う。後日紹介致します。
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