こんきちの雑記帳

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靖国参拝雑感

例によって時事問題には疎い私ですが、感じていることを書いてみようかと。

大騒ぎになっている小泉さんの靖国参拝ですが、この問題って元々のポイントは「A級戦犯が祀られている場所に国のトップが参拝する是非」なはず…なのに、論点が「政教分離」「違憲か合憲か」ということにずらされてしまっていて、何だかおかしいなあと思います。参拝を辞めさせたいと思っている人達が辞めさせる手段がそれしかないから、そうなってしまうのだろうけれど。

参拝に大賛成か、というと、そういうワケでもなく、アジアの国々の人たちが不快に思う気持ちも判るし、かといって、一般戦没者の関係者は参拝はして欲しいだろうし。だいたいが戦勝国に決められた「A級戦犯」を私達が単純に「戦犯」と扱っていいものなのか、というあたりになると、正直私にはよく判らないしで、賛成とか反対とかは断言できないのですが。でも周辺の国とうまくやっていきたいと思うなら、「他国に指図される筋合いはない」という感じで敢えて挑発的になるよりも、もっといい方法を考えればいいのに、とは思います。

でまあ、その辺はおいといて(おいとくんかい!)。裁判では、首相が一宗教団体を参拝することは、公的立場であっても私的立場であっても違憲である、という判決が出たらしいが、そうなの? そもそも自分が無宗教なもので、お正月の初詣とか、祖先のお墓参りとかいうことが「宗教行為」であるという意識が無くて、どうもピンと来ない。そうすると、首相は自分の祖先や親戚・知人のお墓参りもしてはいけなくなるんだろうか? 教会や神社で行われる友人の結婚式に出席できなくなるんだろうか。敬虔なクリスチャンだったとして、日曜の礼拝とかも行けなくなるんだろうか。

私的な参拝まで止める権利は、裁判所にはないと思うのだけど…それこそ宗教の自由を奪う憲法違反では? でもって、私的な参拝だというなら、休みを取って参拝するか休日に行けばいいのでは? と思ったり。

追記。疑問をダンナにぶつけてみたら(丁度ニュースステーションでもやってた)、大阪高裁で出た違憲判決というのは、具体的に去年だか一昨年だかの参拝について、1)公用車を使っている 2)秘書官を連れている 3)首相になる前公約で参拝を約束している 4)「内閣総理大臣」と署名している 等々の状況から、公的に参拝したものと認識した結果の判決だそうで。そんなら個人的なお墓参りとかは問題にならないワケですな。納得しました。東京高裁では、首相は個人的にデパートなんか行く時も公用車使ったりボディーガードつけたりしてるんだから、参拝のときにそうだったからといって公的任務だったとは言えない、という判決だったそうです。ダンナの受け売りなので、真偽のほどはよく判りません (笑)。がしかし、やっぱり参拝は「宗教行為」なんだねえ。そりゃまあ公明党は気分悪いでしょう。
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