こんきちの雑記帳

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三角塔だ!

NHK ニュースでみました。

  宇宙の太陽光利用 新技術開発

人工衛星で集めた太陽の光を大出力のレーザーに変換して地上に送る新しい技術の開発に、大阪大学などの研究グループが成功しました。将来的には1つの衛星から原子力発電所1基分のエネルギーを送ることができる画期的な技術として注目されています。

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この技術は、大阪大学レーザーエネルギー学研究センターと独立行政法人「宇宙航空研究開発機構」などが共同開発しました。人工衛星で太陽の光を集めて地球に送ることができれば、天気に左右される太陽光発電などと違って常時エネルギーとして使えますが、宇宙から地上までエネルギーを送るための技術が課題になっています。

研究グループは、太陽光からレーザーを発生させる装置にクロムとネオジウムという金属を一定の割合で混ぜたセラミックを使うことで、光のエネルギーの42%をレーザーに変換することに成功しました。これは従来の変換技術より4倍以上も効率がよく、実用化されれば、赤道の上空3万6000キロの静止軌道に打ち上げた1つの人工衛星から出力100万キロワットの原子力発電所1基と同じエネルギーを送ることが可能で、地球温暖化対策やエネルギーの安定供給に役立つ画期的な技術として注目されています。

グループのリーダーで財団法人「レーザー技術総合研究所」の今崎一夫主席研究員は「季節や時間帯に関係なく、24時間、太陽エネルギーを利用するための突破口になると思う」と話しています。


思わず「未来少年コナンの三角塔だ!」とコーフンしてしまいました。ホントにできるんだ、こんなこと。スゲースゲー。ダンナはこのコーフンを共有してくれなくて寂しかったです (ToT)

何のことか判らない方は、↓こちらの「第23話」をご参照ください (^o^)

  Okkun's 未来少年コナン HomePage
category:  コメントを読む・書く (2)

Comments

子供の頃読んだ絵本にこんなのがありました。
《昔々大昔、あるとき太陽がもうひとつ出来て、一つの太陽が沈むと、もう一つの太陽が顔を出し、夜が無くなりました。人々は夜になっても明るくて寝られず、畑の野菜も枯れ、家畜も弱ってしまい、生活に困ってしまいました。賢人たちが集まって知恵を絞り、もう一つの太陽を弓矢で射って落としてしまえということになりました。その頃、天に届くほど高い高い山があったので、弓の名人が何人も頂上に登って射落とそうとしましたが、頂上に着くまでに年老いてみんな死んでしまいました。賢人たちはまた集まって、今度は若い夫婦を山へ送ることになりました。途中で子供が生まれると山へ登りながら子供を育て、大人になった子供が登山を引き継いで、とうとう登頂に成功し、もう一つの太陽を射落とした、ということです。おしまい。》

 大容量の太陽光レイザー照射装置が出来ても、地上でこの強大なエネルギーを受け止めて発電する装置の開発が果たして出来るでしょうか。重水素を利用して核融合を実現しそのエネルギーを利用する考えは、ずっと以前からあるものの、この強大な熱量を一定の空間に閉じこめておく装置が未だに開発されていないのが現状と聞きました。仮にこの装置に成功したとすると、色々な国が、我も我もと静止衛星を打ち上げて同類の装置を所有し、夜のない地球が現れないとも限らないのでは。レイザー光線は、拡散しない光の束だから、周りは明るくならないのかも知れないけれど、地球上の何処かにいつも必ずある雲に当たって散光すれば、明るくもなるし、大気の温度も上がることでしょう。その上愚かな人類は、この装置を必ず武器に利用することを考えるのは必定。以上、老人の取り越し苦労でした。

 それにしても、あの絵本は他愛のない物語だけれど、なかなか含蓄のあるお伽噺だったなぁ、と思い出したことでした。
2007/09/05 12:31【 GORO 】
≡★ GORO さん ★≡

そんな昔に読んだ絵本なのに、ここまで筋を覚えているというのは、かなり印象的な絵本だったんでしょうねえ。というか、GORO さんの子供の頃にもちゃんと絵本ってあったのですね。絵本の話なんて GORO さんから聞いたの初めてだったので、新鮮でした。

「未来少年コナン」の中でも、宇宙の太陽光利用は「誰の手にも余る恐ろしいモノ」として書かれてます。レーザーの特性とかをよく知らないので漠然と思い描くしかないんですが、仰るとおり「どういう形で地上に届くんだろう」と想像すると、受け取る側がヒサンなことにならないのかしら、と不安になりますね。

> 地上でこの強大なエネルギーを受け止めて発電する装置の開発が果たして出来るでしょうか。

そこが開発できなければ実用化には至らないのでしょうが、無事にレーザーを受け取れる装置が出来たとしても、その装置をレーザーが逸れてしまったら地上はどうなるんだろう、とか、飛行機がウッカリレーザーを横切ったらどうなるんだろう? とか、そのまま地上の好きなところを攻撃できるんじゃないか? とか、色々心配ですね。原子力発電所と同じくらいのエネルギーと聞くとなおさら。受け取る側の特性と併せて初めてエネルギーに変換され得るようなものなら心配ないんでしょうが…

原子爆弾よりも作るのにお金がかかりそうだし技術も難しそうなので、テロ国家やテロ集団がこれに手を出す心配が少ない分 原子力より安心なのかな、という気もしますが、使い方を間違えると怖いというのは厳然としてあるわけで、風力発電や地上まで届いてくる太陽光の利用を真面目に考えてくれた方が平和ですね。…などと言いながら、電気を使いまくっている悪い現代人の私。
2007/09/05 18:24【 こんきち

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