ルパン8世
2005/10/03 (月)
…というものの存在をご存じでしょうか。私が高校生くらいの時、日本とフランスの合作というカタチで作られていたアニメ作品です。主人公はルパン三世の子孫で、22世紀という設定。不二子、次元、五右ェ門、銭形の子孫もちゃんと登場します。ルパン一味は、5代後には探偵業を営んでおり、不二子ちゃんはファッションデザイナーですが、ウラではちゃっかり泥棒稼業。次元は子供の教育に悪いという理由で、煙草の代わりにキャンディーをくわえさせられてます。いかにもヨーロッパ作品ぽいぞ。この作品は作りかけの段階で結局企画がポシャってしまい、日の目を見ずに世の中から消えて行ってしまった、幻の逸品(?)であります。
アニメ情報誌「アニメージュ」で情報を読んで以来、殆ど四半世紀近くに渡って「見てみたいな〜」と思いつつ叶わなかったこの作品。先日あるルートで、映像を入手致しました。モノスゴイ画質なんですけどね。何度も何度も重ね取りしてボロボロになった VHS テープに3倍速で録画したみたいな感じ。しかもパイロット版で、音楽や効果音は入ってますがセリフはナシ。なのでストーリーの細かいことは今ひとつよく判んないです。
しかし! 映像的にこれは良い。キャラクターの表情とか、手つきとか、ポーズの取り方、動き方なんかがモンキーパンチの特徴をよく生かしていて、ちゃんと研究して描いてるな〜って感じです。ルパンのアゴが割れちゃってるのが、個人的にはマイナスポイントですが (笑)、原作もそうだからしょうがない。
作画監督は荒木伸吾氏。荒木氏というと、「魔女っ子メグちゃん」とか「花の子ルンルン」とか「聖闘士星矢」、「ベルサイユのばら」なんかを思い浮かべます。不二子とかゲストの女の子とか、美形に描かれてる五右ェ門とかを見ると、ああ荒木伸吾だな、と思いますが、しかしルパンたちのフォルムの特徴はよく捉えてると思います。昨今のテレスペも、こういう制作姿勢を見習って欲しい、とまたちょっと悲しくなりました(ーー;)
それにしても何だか、ルパン達が宇宙船を拠点に活動していたり、五右ェ門が変なサムライの宇宙服で登場したりと、設定がトンデモ系なものですから…「8世」ではなく、この人達に堂々と「ルパン三世」を作ってもらいたかったなあ、というのが本音です。その後テレビシリーズとなった「ルパン三世・パートIII」の初期の作品の一部はスタッフが大分被ってはいるようですが、個人的には「8世」のほうが、原作のキャラクターの特徴をキッチリ生かしているように思いました。
入手ルートは秘密です。出所は外国。「まわして下さい」というご希望も受け付けませーん。悪しからず。m(__)m
ちなみに、「ルパン8世」でググると、最初に「おりはるこん」による漫画があって、それをアニメ化しようとした、という説明がアチコチで見られますが、私はテッキリ逆だと思ってました。つまり先にアニメ化の動きがあって、それに合わせて漫画が描かれたのだと。このあたり、どうなんですかね? 詳しい方教えて下さい(特にI本さんとか/笑)
アニメ情報誌「アニメージュ」で情報を読んで以来、殆ど四半世紀近くに渡って「見てみたいな〜」と思いつつ叶わなかったこの作品。先日あるルートで、映像を入手致しました。モノスゴイ画質なんですけどね。何度も何度も重ね取りしてボロボロになった VHS テープに3倍速で録画したみたいな感じ。しかもパイロット版で、音楽や効果音は入ってますがセリフはナシ。なのでストーリーの細かいことは今ひとつよく判んないです。
しかし! 映像的にこれは良い。キャラクターの表情とか、手つきとか、ポーズの取り方、動き方なんかがモンキーパンチの特徴をよく生かしていて、ちゃんと研究して描いてるな〜って感じです。ルパンのアゴが割れちゃってるのが、個人的にはマイナスポイントですが (笑)、原作もそうだからしょうがない。
作画監督は荒木伸吾氏。荒木氏というと、「魔女っ子メグちゃん」とか「花の子ルンルン」とか「聖闘士星矢」、「ベルサイユのばら」なんかを思い浮かべます。不二子とかゲストの女の子とか、美形に描かれてる五右ェ門とかを見ると、ああ荒木伸吾だな、と思いますが、しかしルパンたちのフォルムの特徴はよく捉えてると思います。昨今のテレスペも、こういう制作姿勢を見習って欲しい、とまたちょっと悲しくなりました(ーー;)
それにしても何だか、ルパン達が宇宙船を拠点に活動していたり、五右ェ門が変なサムライの宇宙服で登場したりと、設定がトンデモ系なものですから…「8世」ではなく、この人達に堂々と「ルパン三世」を作ってもらいたかったなあ、というのが本音です。その後テレビシリーズとなった「ルパン三世・パートIII」の初期の作品の一部はスタッフが大分被ってはいるようですが、個人的には「8世」のほうが、原作のキャラクターの特徴をキッチリ生かしているように思いました。
入手ルートは秘密です。出所は外国。「まわして下さい」というご希望も受け付けませーん。悪しからず。m(__)m
ちなみに、「ルパン8世」でググると、最初に「おりはるこん」による漫画があって、それをアニメ化しようとした、という説明がアチコチで見られますが、私はテッキリ逆だと思ってました。つまり先にアニメ化の動きがあって、それに合わせて漫画が描かれたのだと。このあたり、どうなんですかね? 詳しい方教えて下さい(特にI本さんとか/笑)
より詳しく言えば、まずアニメの企画があって、漫画はそのコミカライズ版。コミカライズと言っても、ほぼ同時進行のメディアミックス方式とでも言えばいいのか…ある程度設定を引いてはいるけど独立して作品化してるような。漫画デビルマンとアニメデビルマンの関係…のような感じだったような気がします。
まぁ何にせよアニメが(多少なりとも)先行してたと考えると合点が行く部分てのがありまして…つまり漫画版がアニメ放映を当て込んでの企画だったとすれば、その後アニメ化が頓挫してしまったから漫画版も終了しちゃったんだ、と考えられるわけで。単行本1巻だけ出して放ったらかされちゃった理由てのは、その辺にあるんじゃないかなぁ、と思ってます。裏取れてませんけど。
えーと…今日立ち寄った古本屋でアニメージュのバックナンバーを冷やかしてたら82年の3月号だったか4月号だったか(記憶は曖昧)に「8世」の記事が載ってたんですよ。漫画の連載開始が「月刊100てんコミック」82年5月号からだから、やっぱしアニメ先行で確定、でほぼ間違い無いはずです。今度またきちんと裏取ります。
まぁしかしネットの情報て九分九厘カスですね。つくづく鵜呑みは危険ざますね。
私は8世当時既に高校生だったので、何となく時系列に覚えがありました。まずアニメージュでアニメの話を読んで、それからしばらくしてから漫画化されたことを知った、という記憶があります。
アニメージュ、取りあえず全部実家には取ってあるので(←親にすごい迷惑)、今度その82年あたりのものを漁ってこようかなあ。処分しなきゃ、と思いつつも、やっぱりどうも処分できませんね。ずっと置いといて貰おうかなあ、こうなったら (笑) 永住地が決まったら引き取りにいきますんで>親
ネットの情報は私は普段割に信じちゃうことが多いですけど、危険ですわね。いろんな所を当たったとしても、割とみんな孫引きしあったりしてるから、どっか大御所が間違うと どこもかしこも間違いだらけになったりして。気を付けないとですね。
当時はコミカライズ作品多かったですよね。こんきちさんの代わりに挙げるなら…例えばタツノコ作品。思いつく限りのメジャータイトルは殆どコミカライズされてると思ってもらって殆ど間違い無いです(ついでに言えばタツノコプロの創始者であるところの吉田竜夫や九里一平といった面々は元々は漫画家です)。他にも先に少し触れた「マジンガーZ」なんかも、永井豪の漫画とは別に、ダイナミックプロ(永井豪のスタジオです。念のため)の面々が「月刊少年ジャンプ」「冒険王」といった複数の雑誌に漫画版を描いておりました。80年代に入っても、主にサンライズ作品のコミカライズ版が結構ありました。掲載誌は「コミックボンボン」が多かったですかね。その後、90年代に入った辺りからパッタリと、ああいった形でのコミカライズってのは見かけなくなった気がしますね。
う〜ん、永井豪恐るべしですね。当時は漫画の方の存在を知らなかったんですが、あれリアルタイムで並行してみてたら面白かったろうなあ。
コミカライズは、タツノコが多かったのかー。タツノコっていうと「マッハGoGoGo」「ガッチャマン」「タイムボカンシリーズ」なんかが浮かびますが、この辺もコミカライズされてたのかしらん? 私は「月刊ジャンプ」とか「冒険王」とかは読んでなかったんですが、本屋さんとかで見かけてそういうコミカライズものをボンヤリ覚えてるのかも。小学生のときはずっと、小学館の学年誌を読んでたんですが、そこにもなにか載っていたような気もするのですよ。でも浮かんでこない〜。
「マッハGoGoGo」「ガッチャマン」「ボカンシリーズ」全てコミカライズ版ありました。とにかくタツノコは殆どですね。タツノコに限らず、あの頃は連動してコミカライズ作品が作られる事が『殆ど基本』だったりしましたけど、とりわけタツノコ作品のコミカライズ率が高かったような気がします。吉田竜夫らが漫画家出身なので自分で描けてしまう、というのが理由のひとつとしてはあったの『かも』。
小学館の学年誌から挙げるなら…アニメのコミカライズもあったと思いますが、こんきちさんが先に言ってたようなTV番組(非アニメ)のコミカライズ…と言うか、芸能人を漫画キャラクター化した作品が多かったような気がします。真っ先に思い出すのはドリフ漫画。その他、キャンディーズやピンクレディーもの、王貞治なんてのも。
あの頃はコミカライズが基本だったのですか。小学校高学年以降のモノは、「本屋さんで見かけて覚えてる」説が濃厚だなあ。ちゃんと読んだ記憶は無いですもの。アニメに関わってるヒトが自分で描いちゃう、ってのは、今のファーストガンダム方式みたいな感じですかね。あとはナウシカとか?
小学館の学年誌に、芸能人の漫画が載ってたのはよく覚えてます! 私の頃は西城秀樹とかアグネス・チャンで、その辺はシドニーの日本書店で買って読んでました。やっぱビミョーに時代が違いますね (笑)
ちょっと思い出したんですが、「おんぶおばけ」とかが、確か学年誌に載っていたような気がします。…う〜ん、確信が無いんですが、でも漫画で読んだのは確かです。