こんきちの雑記帳

アカペラ・ルパン・Mac そして日々の出来事…

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あまとら練(19)

今日は TSURU さんが来られないので4人練習。本番が近いというのに、呑気に新曲の練習などしてしまった。歌い慣れた曲を練り直すのもいいけど、新曲歌うものやっぱり楽しいなあ。

後半の時間、自分の発声についてこのところ解決できないで居る問題を男性陣年長組2人に相談した。先月の練習の時に貰ったアドバイスが自分でよく消化できなくて、具体的にどういう部分が問題なのかイマイチ理解できなかったので、そこをシッカリ聞きたかったのダ。

起こっている問題を解決するためのアプローチはきっといくつかあって、どの方法を採れば解決に辿り着くかはその個人の今の状態やそれまで蓄積してきたものによって変わるのだと思う。前回のアドバイスは「声のポジションを前に」というようなコトで、その場で色々やってみて「良い」と言われた状態が自分ではシックリ来ていなかった。「こんな不安定な状態を歌っている間ずっと続けるなんて無理〜」という感じだった。

なので今回は納得行くまで聞いてみたかったのだ。本当は別に時間を取って見て貰おうと思ったんだけど、それは無理っぽかったので練習時間内に時間を費やして貰っちゃった。スミマセンみなさま。

今回はより具体的な方法が提示されて、そうか!判った!と思った方法が3つあった。まずは「カトちゃんペ」アプローチ (笑)。鼻の下に指を2本置くだけ。これで断然声が集めやすくなる。不思議〜。

2つ目は、母音の問題。私は昔から(多分谷山浩子の影響で/笑)「あ」の母音を広く取ってしまうクセがあるが、そこで下あごに余分な力が入るという指摘を貰った。なるほど。試しに「蘇州夜曲」の3番を歌ってみたら、「桃の花〜♪」の「ももの」の音はとても素直に聞こえるので、きっと「お」の発音が私にとっては一番ラクなはずだから、そこから口の形を変えずに「あ」と言ってご覧、という助言を頂き、これがドンピシャ。「あ」が断然ラクになった。自分で内耳から聞いていると、エラくモゴモゴ歌っているような感じに聞こえるのだけど、録音して聞いてみると割に普通に聞こえる。

この2つのポイントに注意しながら歌ってみて、お腹からまっすぐ息が通って、そのまま下の方にスーっと抜けた感じがしたときは、「今の音はかなり良い方向に聞こえる」という感想が貰え、自分でも大分納得した感じがあった。これまで自分的にこんな感じに近い状態になったことがあるにはあったけれど、母音によって口の形を変えないことを意識することで、これまでには無いラクさを味わった感じ。

もうひとつの発見は、笑うようにほっぺたを上げると下あごが解放される、ということ。これまで「口角をあげて」という指摘は各所で何度も貰っていたけど、あげようと思うと余計に顔が硬くなって、もの凄く不自然なことになっていた。それが、「口角をあげる」のではなく本当に笑って歌うと、意識して口角をあげるよりほっぺたもラクだし、なにより下あごがラクなことにびっくり。声も剥けた感じになる。

口は大きく開けないけれども奥歯の間は開けるようにして、口の中で発音を作って、息を前歯から下にスーっと流すような感じにすると良い響きになるような感じがした。…伝わってる…? (^^;;;

というわけで、私にとっては非常にありがたい有意義な時間となったのでした。アドバイス頂いたお2人様、練習につきあってくれたてんこちゃん、アリガトウ!! (T^T) すこ〜し自由になれるような気がします。25年も歌っていて、どうしてこういうことに自分で気づけないんだろうなあ…最初からなんにも考えずに自然な声が出せるヒトたちがホントうらやましいですわい。
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