こんきちの雑記帳

アカペラ・ルパン・Mac そして日々の出来事…

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第5回こんきち組(超長文)

本日は apres-midi さんの5周年記念ジョイントライブ兼第5回こんきち組。十三のホテルで朝目覚めると、ちょっと強めの頭重感と目眩が復活していた。やっぱり疲れると出るんだなあ。でも大丈夫大丈夫。

「こんきち組」について一応説明しておきますと…関西在住時、私は「あまとら」「A7」「うたまろ」という3つのアカペラグループで歌い、アカペラライフを満喫していました。あまとらのメンバーとの雑談の中で、「いちど全部一辺に集めてジョイントしたら面白そうじゃない?」という話になり、せっかくなら他のお友達バンドも誘おう、ということで、当時 3rd の TSURUさんが所属していた「声粋(こいき)」さんと、あまとらと繋がりの強かった apres-midi さんを誘って、2003年の12月、5バンドでのジョイントを企画しました。声粋さんは結局都合で出演できなくなったので4バンドでのジョイントになりましたが、これがとても楽しくて、アプレさんから「こういう集まりを定期的にやろう」という提案を頂いたのでした。で、一応私の人脈繋がりみたいな感じなので、「こんきち組」という名前に。(^^;;; でも今の所私が仕切ったのは最初の1回だけで、その後はアプレさんに仕切って頂くことが多くなっちゃってます。

第2回こんきち組のときには、うたまろと A7 が都合で出演できなかったので、もう1バンドどこか誘おうか、という流れになり、こんきちと一番関わりが深いバンドといえばやっぱり明石の「シャウト」さんだろう、ということで声を掛けたところ快諾頂いて、その後シャウトもこんきち組の一員になって頂きました。シャウトには私は 2001年の夏からしばらく助っ人として参加していて、そこのベース氏がうたまろのベースでもあるので、繋がりが強いのです。

後に 声粋さんと うたまろ は解散してしまい、現在の「こんきち組」所属バンドは「あまとら」「A7」「apres-midi」「シャウト」の4バンドです。去年の秋の「第4回こんきち組」はシャウトさんが仕切ってくれました。次はあまとらが仕切らねば…!


今回は本当はあまとらの仕切の番だったが、秋頃にどうでしょう、とアプレさんに打診したら、丁度アプレの5周年を計画していたので、それと一緒にしちゃいましょう、ということになって、今回も結局アプレさんにお願いすることになった。なので、こんきち組とは言っても今回の主旨はアプレさんの5周年。おめでとうございます。


A7 は今年5月のよりアイ以来一度も練習できてないので、新大阪のココプラザで11:00〜13:00 まで練習。ドロナワもいいところだ!(^^;;; でもまあ3年やっていて持ちネタが6曲(+もうちょいで完成しそうなのが1曲)しかないので、それでも結構覚えてはいる。何とかなりそうだ。いやー、朝練習出来て良かった。ぶっつけ本番だったら、いくら何でもお客さんに申し訳なかった。

13:30 現地入り。アプレの皆様、早くからセッティング有り難うございます。なんにもしない組長でスミマセンっっ! 広島からお越しの Singers-K さんとも軽く挨拶を交わし、リハ開始。返しのモニターが無いのでリズムを合わせるのに苦労するが、音自体はさすがヨネちゃんがPAをしてくれているだけあって気持ちの良い音。


アプレさんが挨拶代わりに2曲歌った後、トップバッターはあまとら。なんだかリハのときよりも音が寂しい感じがしたけれど、お客さんが入ったせいかなあ…。これでちゃんと聞こえているんだろうかとやや不安になった。最初の「Over the Rainbow」はやはりリズムキープに苦労した。

そして、今日一番酷かったのが、私のリード曲「Dream Catcher」だ。無かったことにしたいくらい。(>_<) 本当は「Waltz for Debby」を歌う予定だったのだけど、そうすると全部てんこちゃんのリード曲になっちゃうので、1曲くらい違うのを入れよう、というてんこちゃんの提案で急遽入れ替えたのだ。私のリード曲なら「My Romance」が一番安心して歌えるのだけど、今回アプレさんが歌うのでそれは歌えず (笑) 、この曲に落ち着いた。でもこの曲は B♭→E♭→E と転調する、私にとっては最悪の調運びの曲で、いつも B♭・E♭の時に音を上げてしまわないようにと、エラく苦労するのだ。気持ちよく歌ってしまうと半々音、ヘタすると半音くらい上げてしまうので、そうすると E に転調したときにワケが判らなくなる。特に今回冒頭で、リードより半拍早く出る Cm9 の音がポンと出ずに、軽くパニックに。(^^;;; 頼りないリードだ。

「My Romance」も E♭ だけど、これは転調が無いので多少上がっても付いてきて貰える (笑) のと、E♭ の調の感じが体に入りやすい。「Dream Catcher」は同じ音型で E♭ と E の両方の調が存在するので、E のほうに記憶が惹き付けられちゃうのだ。

自分の体に入っている調性感に沿わない形でリードを歌うのは実にホネが折れる作業で、もうラインがあっち行ったりこっち行ったり。イヤ勿論、違う調性感を体に入れてる私がみんな悪いんですけど。なのでこの曲はもうこれ以降、てんこちゃんにリードを代わって貰うことにした。これからもしリードを貰うなら、●調の都合がいい ●2nd がエグくない ●リードの音域が低すぎない という条件をクリアした曲にしてもらわねば。なんてワガママなんだ (^^;;;

どんな曲であっても、本当はてんこちゃんがリードを取ったほうが万事上手く収まるので、女声リード曲は全部てんこちゃんにすればいいようなモノなんだけど…以前聴きにいったセミプロの女声アカペラグループで、1人がずば抜けてリードの上手いバンドがあって、ほかの人がリードを取るとあまりにも聞き劣りするので、声のカラーがそれほど違うわけでもないし、無理にリードを回さなければいいのになあ…と思って聴いたことがあったっけ。私とてんこちゃんではカラーは随分違うと思うので、リードを交替する意味はあるかもしれないけど、やっぱりてんこちゃんはリードの位置が、私はコーラスの位置が得意だからなあ〜。逆転すると、お客さんもハラハラするんじゃないだろうか。悩み所だ。

今回は新曲が3曲。…といっても先週経験済みではあるが。「Coffee Calls for a Cigarette」「There Will Never Be Another You」「六甲おろし」。六甲おろしは私所有のデカバットと、てんこちゃん所有のヌンチャクバット・リストバンド・うちわ をそれぞれ全員が持って歌った。私のは関西在住時、前回のタイガーズ優勝のとき記念に買ったものだけど、てんこちゃんのは実用重視で、いかにも通っぽい感じが笑える。アレンジもなかなか好評だったようでニッコリ。いつもネタが一番拍手が大きいのよね…(^^;;;

「Coffee」は崩れてしまった。これはもうちょっとじっくり練りたいなあ。「There Will」はまずまず良かったんじゃないかな。E→Fの転調は私とシミニック氏の音がカギを握っているのだけど、大事な音で私がヘクってしまった。申し訳ない。幸い大事故には至らなかった。この曲は最後の2音だけてんこちゃんと交替してハイCを私が出すのだけど、てんこちゃんによると、お客さんにはそのままてんこちゃんが出していたと聞こえていたようで、それは成功ジャン♪ と喜ぶ…が、しかし、そのあとのMCで私が「最後のドの音が出るかどうかヒヤヒヤしました」みたいな発言をしているので、そうなると私嫌なヤツみたいに見えるじゃない?? いや〜ん、ジレンマ〜。

あの最後の音では面白い体験をしている。楽譜通りのまま、最後の2音を入れ替えると



こうなるのだけど、これだとCがクリアーに出ないのだ。Real の音源を聞いてみると2小節目が楽譜と違っていたので、音源と同じように歌って最後の2音を交替すると私の担当は



こうなる。これだけのことで、Cがとても出しやすくなった。ポジションが高いままだっていうのは、やっぱりラクだなあ。A7 の時はトップがラクなのは、そのせいもあるのかもしれない。

全体の中では「虫の声」が今日一番ナットクの行く出来だったかな。気持ちよかった。ヨネちゃんが思いっ切りリバーブかけてくれて笑った。「ちいさい秋みつけた」はやっぱり音が安定しない。前奏ヘクって悔しかった! ごめんなさい。この編成の4声は難しいようなので、これはボイパを廃して5声にリアレンジしてみたいと思う…来年のために (^^;;;

…というわけで。喋りすぎて時間が押してしまったので、ルパンのあとに歌う予定だったメンバー紹介ソングは割愛。MC短めにって言ってたのに、みんなよく喋るなあ。MC得意じゃないクセに喋り好き (笑)


2番手は広島からゲスト参加の Singers-K さん。アプレの創設者さんが広島時代に所属していたグループだそうだ。現リーダー同士が学生時代からの親友(!)でもあるらしく、アプレさんとは繋がりが深い。

このグループはメンバーが10人くらい居て、曲によって入れ替わりながら歌うスタイル。今回は6人来阪されて交替で歌っていた。トップの方は声楽の出身らしく、基礎のしっかりした美しい声が印象的だった。そして All at Once のメンバーでもある Na@o さんの「Change the Wolrd」のリードが、とてもカッコ良かった。うわー、一緒に歌ってみたいわ〜 (#^_^#)

レパの殆どがトライトーンで、今回は4バンド中3バンドが Real・トライトーン好きのバンドになってしまったけど、それぞれカラーが違っていて、同じ曲を歌っても全然違う感じになるのが面白かった。あ、本番カブった曲はなかったです、念のため。


3番手は A7。よりアイ以来の本番だが、出来の方はよりアイよりは良かったんじゃないかな。A7 は調性が判らなくなってしまうような事態はあまり起こらず、キーがちょっとずれちゃってもみんなでズレられるような感じなので、その点はラク。本当はアップテンポの曲には振り付けを付けたいんだけど、思いつかないんだよな〜。どなたか振り付けしてくださるかたを募集。ギニュー特戦隊のポーズを、メンバー紹介のときにやるってのはどうかな。

今日は「ロシアンルーレット」の間奏のギターソロが喉に引っかかって失敗してしまって、それが一番悔しかった! 今までいつも上手く行ってたのにな〜。(>_<)


ラストはアプレさん。アプレさんの時はあまとらが受付担当だったので、ドアの外から聴く形となった。このグループは立っているだけでも実に絵になるひとたちで、音を出す前からこういう雰囲気が出せるのは強いな〜と思ってしまうのである。あまとらはそのセンはもう諦めてますが (笑)

ドアの外からだったので音の輪郭がぼやけてしまってしっかりとは聴けなかったけど、相変わらずのステージングで客席を魅了していた。元うたまろの持ちネタ、Real Group の「Walking Down the Street」は、アプレさんが歌うと全然別の曲みたいになって、個性が出ていて面白かった。そして、かみぃさんのファルセットは絶品であった。Real ネタにピッタリ。


こんな感じで楽しいライブは終了したのでした。行き届いた準備をして下さったアプレさん、広島からはるばるお越し下さった Singers-K さん、そして聴きに来てくださったお客様、ありがとうございました。

撤収作業後、打ち上げ会場へ移動。いつもながら腰が重くて席を移動しなかったので(今日はフラフラしていて壁際からあまり動きたくなかったというのもある)、こちらの席に移動してきてくださった方としかお話しなかったけれど、それでも沢山の歌仲間とお話が出来て楽しかった!!!!! ジョイントは自分たちのグループを見つめ直すいい機会になる。他のグループを見て見習うべきところを見つけたり、自分たちの特色や信念を再確認したり。

ステージングに関しては、囲茂庵のような場所での内輪のライブのときは別として、やっぱりお客さんの多い広めのところでは、MCは基本的にてんこちゃんとテナもんやさんに任せるのがいいかな、と感じた。私はどうも声を張って喋ることが出来ない。声を張るとなんだか自分じゃないみたい。リードも喋りもてんこちゃんに頼って申し訳ないけど、私は雑用全般とアレンジを担当してるので、それぞれ特性にあったことを分担するってことで、ヒトツお許し下さい。

解散後、2次会に7名が残った。まだグラグラ目眩がしていたけど、でも遊びたい誘惑のほうが強かった (笑)。女性は私1人。 (^^;;; 枯れた紅一点で申し訳ない。私は飲みに行ってるんじゃなくて話しに行ってるので、お酒が回っても話が出来るというのは嬉しいコトだ。さわいさんは前日あまり寝てないようで、最後殆ど死にそうな感じで気の毒だった。キザ夫さんと Na@o さんは見たところ全然変わらない。お酒に強いのか、自制心が強いのか。スバラシイ。源さん・ヨネちゃん・TSURU さんはかなり深酒モードだった様子 (笑)。明日もあまとらの練習があるので、TSURU さんがちゃんと現れるかどうかやや不安になる私であった。
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