こんきちの雑記帳

アカペラ・ルパン・Mac そして日々の出来事…

■ アカペラ楽譜のネットショップ【こんきち堂】オープンしました ■
<< 2005年04月 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>

第3回こんきち組

10ヶ月ぶりのこんきち組。あまとらのライブとしても、Tomorrow さんでのゲリラライブ以外は今年初めてだ。前回に引き続き源さんの企画立案で、蒲生教会でのライブだ。今回はスマトラ沖地震のためのチャリティーライブということになっている。好きなコトして人の役に立てるなんて、シアワセなことだ。ジョイントライブは他のバンドの演奏も聴けてうれしい。長崎に引っ越してから、他バンドのライブを全然聴きにいけなくなってしまったからなあ…。

本日の出演は apres-midi、シャウト、ちりこん、あまとら(出演順)。アプレさんは、新メンバーの maho さんが入ってから初めてのライブで、今日がお披露目となる。私はキザ夫さんが入ってからのアプレさんも初体験。maho さんは、うたまろからみかさんが抜けたときにメン募に応募してきてくれてしばらく一緒に歌っていた。結局私が転勤になって、お見合いの真っ最中にうたまろも解散してしまったのだが…。アプレを抜けてしまったちかこさんも、以前あまとらに来てもらっていた時期があった。キザ夫さんもA7のメンバーで、A7でこんきち組に出たときに、Pooh さんが抜けてメン募中だったアプレさんに声をかけられてアプレに入ったという経緯もあり、アプレさんとは割にいろんな縁で結ばれている。Pooh さんと私は今、遠隔地多重録音企画バンド「Friends」でご一緒しているワケで、アカペラ界は実に入り乱れている、ホント。

アプレさんは、2人メンバーチェンジしたこともあって音の感じがすごく変化していた。頻繁にメンバーチェンジしているので、それまで積み上げてきたものをその都度一旦崩してまた積みなおさねばならず、大変だろうと思う。しかしメンバーが抜けてもすぐにまた新たなメンバーを見つけて立ち直ってしまう力は凄い。maho さんはうたまろで歌っていたときよりも高音がラクに出る感じになっており、歌い方もより大人っぽくなっているみたいだった。まだとても若いので、これからドンドン上手くなるんだろうなあ。キザ夫さんも、Psyche や A7 の時とは違うアプレカラーになっており、今後の展開が楽しみ。メンバーが2人代わったことによってこれまであまとらとほぼ同じだったアプレさんの平均年齢はグッと低くなり、あまとらはコンテンポラリーアカペラバンドとしては、年齢に関して関西無敵になってしまったかもしれなひ…。

シャウトは、現体制で聴くのは前回こんきち組に続いて2度目。前回も良いと思ったが、今回は更に良くなっていたように思う。どの曲も安心して楽しむことができた。女声2人の歌力・コンビネーションが抜群。こんな素晴らしいメンバーが立て続けに2人も見つかるなんて、スゴイ幸運だ。男声のアンサンブル力も、生意気な言い方だが私が出会ったころよりも格段に上がっていて、彼らは間違いなく、私の「聴きに行きたい5大関西アマチュアバンド」に入る。「ひょっこりひょうたん島」ではフルに踊っていて感心してしまった…あまとらは、あんな難しい踊りは絶対無理!シャウトも年長組2人はエラい苦労したに違いない。

ちりこんさんは、こんきち組の組員ではなく、今回はゲスト出演。アプレの maho さんが参加している関係で誘ってもらったのだ。今日はA7が出演できず私の参加バンドはあまとらのみだったので、こんきち組というよりは「まほ祭」という感じだ。若い女の子4人+関西アカペラ界では有名なヨネちゃん(ここにもよく来てくれてます)、という構成で、ヨネちゃんは私より5歳も若いのに、メンバーから「おっさん」とか呼ばれている。あな悲し。1曲目はバンド名の由来ともなっている Real Group の「Chili con Carne」。これがものっすごいスピードの演奏でビックリ。新解釈だわー。新鮮で面白かった。リハ中ヨネちゃんがちょっと外していたときに、代わりにアプレのアッキーさんが入って歌っている姿が何だか可笑しかった。この曲はアプレさんの持ちネタでもあり、今日はアプレさんも歌ったのでカブってしまったが、全然違った感じで面白い。今度あまとらもチリコン歌おう、ということになってるので、ジョイントで全バンドがそれぞれの解釈でチリコン歌う、とかいうのも面白いかも。

ちりこんさんのアレンジはヨネちゃんが担当しており、すごく凝ったアレンジが多かった。若いムスメ達がヨネちゃんにビシビシ鍛えられてる姿が目に浮かぶ(笑)。

さて、最後はあまとら。今日の衣装のテーマ色は「ピンク」。テナもんや氏はピンクのシャツを着て来たし、Tsuru さんはピンクの靴下で辛うじてクリア(笑)。が、シミニック氏のクロゼットにピンクは存在せず、この揃わなさがまたMCのネタになってしまった。

転調が怖かった「Dream Catcher」も何とかクリア、新曲の「なごり雪」もまずまずイイ感じに通過(まだ録音聞いてないけど。ぶるぶる)。…が、「マツケンサンバ+α」は、案の定振り付けを間違えてしまった。これはまだアレコレ考えながらイッパイイッパイの状態で演奏してるので、きっと顔がこわばっていただろうなあ。あせり顔でぎこちなく踊る「マツケンサンバ」は、客席にはどう映っただろうか。幸い拍手を一杯頂き、割に好評だった模様。四苦八苦してる様子がまた可笑しかったのかも (笑)。これはまだ旬なうちに、何度か本番に乗せて余裕で踊れるようになっておきたい(決意表明)

今回は大崩れする曲は(多分)なかったと思うが、アンコールの「Sing」はやっぱり大失敗してしまった。アンコールなので手拍子で誤魔化してもらおうと思ったが、お客さんの総数が少なかったため(笑)手拍子のボリュームも小さく、残念ながら誤魔化しきれなかった。しつこくしつこく練習していれば、きっとそのうち成功する日が来るさ! そのためには、本番途中で音が狂ってきても動揺しないワザを身につけなければ (^-^;

今日はヨネちゃんが参加していたため、私の D16 を使ってセッティングを工夫していい音を作って貰えた。私はサッパリ使い方の判っていない D16 だが、いじる人がいじればこれだけ音が違うのね〜。音響のプロであるヨネちゃんにはいじり甲斐のない機材で申し訳なかったけれど、ドコをいじればどうなる、ということも簡単に教えて貰えたし、私達にとってはスゴーク助かりました。しかし音響作るのって難しいわ…本当ならアナログの機材から入れば分かりやすいのだろうけれど。

それにしてもMCはやっぱなかなか上手く行きませんわ…一人だけが喋ると何だか無愛想になるし、かといってそれぞれが絡み出すと長く散漫になるし…。まあ喋るのが上手くないのはもうコレはある意味しょうがないことだって開き直るしか無いのかな。無理にテンションあげても絶対スベるだけだし、プロの歌手だって喋るの上手くない人はいるものねえー。ふんふん。しかしですね。歌っているときに微笑む、という課題は是非ともクリアしたいです。これは頑張ればなんとかなりそうな気がする。いつも頑張ってみるんだけど、いつの間にか音の方に気が行ってほっぺたが落ちてるのよね〜。まりこさんも言っていたけど、自然と微笑みながら歌える人ってそれだけで凄い才能だと思う。

本番後は打ち上げ! これも目的の1つだったりする。ジョイントライブというのは参加者に色々な思いを抱かせるようで、アチコチで様々な本音の吐露が聞けてオモシロイのである。特にみんな酔っぱらってるしね! 私はシラフだけどね! (笑)

今日は源さんにリードをエラく誉めて頂いた。「この歳で10ヶ月の間にこんなに変わるなんて、何かあったに違いない。恋としか考えられない」とか、凄い褒め方をされてしまった(「この歳で」というのは引っかかる所だが、源さんも同い年なので許可/笑)。ここのところリード力向上を課題にしていたので、これはもう非常に嬉しかった。感涙。N-core でリードを歌わせて貰っているのが、案外大きいのかもしれないなあ。リード慣れって、ゼッタイあると思うので。

私は自分の父が70を目前にして歌に於いて短期間で目覚ましい進歩をするのを見ているので、少なくともあと30年は諦めずに向上心を持っていたいと思っております。しかしまあ、中学で歌を始めて以来これだけ長いことずーっとヘタクソのままで来ていて、よくこれまで途中で辞めたいと思わなかったものだと、そこの部分は我ながら感心する。今日のライブを聴いても思うことだが、若いうちからこれだけ上手い人達がいるってことは、訓練のしかたの違いもあるだろうが、掛けてきた時間を思えば、やっぱり生まれ持った才能という部分も大きいのだろう。それに恐らく恵まれなかった自分が辞めたいと思ったことは無かった。本当に好きなモノっていうのは、きっとそういうもんなんだろう。

打ち上げ2次会のあとは、京橋の駅前で全員合唱。「上を向いて歩こう」では、割に多くの人に聞いて貰え、拍手も頂戴できた。こういう状況で歌ってみて改めて感じたが、字ハモの曲というのはオフマイクでも割に遠くまで飛びやすい。他に「しあわせもあこがれも」「A列車でゆこう」などを歌ったが、こちらは全く聞こえない様子だった。

別れ際、某氏が涙を流していた。私には事情も意味も計りかねる涙だったが、なんとなーく判るような気もし、それを見ていたら何故だか判らないけれど私も涙が出てきてしまった。ジョイントライブって、やっぱり気分が高揚するものなのかしら…いや、もともと貰い泣きしやすいタチなんですが。色々あるけれど、頑張りましょうね! >某氏
category:アカペラ・音楽  コメントを読む・書く (4)
/1

▲ page top