こんきちの雑記帳

アカペラ・ルパン・Mac そして日々の出来事…

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アカフェス本番

今日も長いっすよ〜。

宮崎県立芸術劇場第9回アカペラ・アンサンブル・フェスティバル本番。9:00 に現地入り。ね、眠い…(-_ゞ

ゲネプロの前に取りあえず練習室に入ってちょっと声出しをする。機材は置きっぱなしにさせて貰ってるのでラクチン。

ゲネプロは10分時間を貰っているので、本番通りに3曲歌う。歌い出しからカウントして制限時間8分に3曲を詰め込むのでけっこうキツキツだ。曲目は「東京キッド」「チョコレート・メドレー」「Lupin the 3rd '80」。元々「東京キッド」は2番の繰り返し部分をカットすることになっているが、それでも昨日時間を計ったら8分10秒あったので、MCは思いっ切りカットして、かつ姑息にルパンをテンポアップさせた。それでようやく7分40秒だ。まあこのくらいなら焦らずに行けるだろう。

本番はゆっくり聞くことが出来ないので、他のバンドのゲネプロを客席から見せて貰った。それぞれ特色が出ていて面白い。今回は有名バンドが2つ出場していて、そのうち1つは「学校で行こう」で有名になった「宮崎学園男子合唱部」。私は番組を見ていなかったのだが、全国的に有名みたいだ。こちらは題材はポップスだが、名前の通り合唱カラーの演奏。いい声〜。

そしてもうひとつは「Muse」。宮崎銀行の行員さんから成るグループで、宮崎銀行のCMにも出演中。ローカルでしか流れないが、こちらも宮崎では有名人。やはり合唱カラーが強い。

この2グループの影響もあってか、今年は観客動員数が去年の倍(!)だったそうだ。去年は400何人、今年は900人近く。凄いわ〜。

ゲネプロ終了後はゲストの「アンサンブル・プラネタ」さんのリハが見られるかな、と思ったが、客席は入場禁止になってしまった。去年のトライトーンのリハは見られたらしいのだが…(トライトーンのリハって1回見てみたい!!!)。モニターで見ることは出来たが、それじゃあ細かいことは判んないもんなあ。

諦めて支給されたお弁当をみんなで頂くが、どうも緊張しているのか、あんまり食が進まない。今朝も宿泊に朝食が付いていたので「せっかくだから」と食べに行ったが半分しか食べなかったし、コンテストってダイエットにいいのかも。

私達の出番は第2部のトップで、15:00 からだ。まだ3時間もある。その間、本番とは全然関係ない曲の練習をしたりするが、歌いすぎてもあまり良くないし、休憩してると眠くなってダラけてくるし、この辺の時間の使い方が難しい。楽屋で待機ということだったが、舞台ソデのたまり場あたりに居ても良いようだったので、そこに行ってればよかったかしら。

関係ないが、日頃どうもうまく行かない「The Water is Wide」を半音上げて歌ってみたら、実に何の不安もなく通ってしまい、相変わらずニガテ調の問題からは解放されないなあと苦笑しつつも、これでこの曲もまず安心して歌えるレパに組み入れられるかな、とホクホク。次回は是非。

そんなこんなで何とかテンションを上げつつ、ステージに向かう。私は練習の終わりのほうからちょっとエヘン虫の気配を感じ始めて不安。どうもこの頃、喉がスッキリしないことが多く、ひっついた感じになったり声が引っかかったり咳き込んだりすることがよくある。耳鼻咽喉科で診て貰ったほうがいいかなあ…

1部のトリは Pale Orange さんで、なんと堂々8分のメドレーだ。しかも合わせたのは昨日が初めてとか…う〜ん、凄いぜ(+_+)。モノスゴイ強引な展開 (笑) とか、時々挟まれるCMとかが笑いを誘う一方、キッチリ聞かせる部分も盛り込まれており、多彩なメドレーで楽しい。さすがアンフェスの常連さん、といった風格。

休憩を挟んで、いよいよあまとらの出番だ。板付きでのスタートで、幕が開く前に司会の人がバンドの紹介をかなり丁寧にしてくれたので、入りはMCを入れずにイキナリ歌い始める。音量バランスに気を配りつつ、まずまずイイカンジで「東京キッド」を歌い終わった。リアルタイムの感想だからアテにならないが(^。^;)。

次はウケねらいの「チョコレート」だが、最初のお笑いポイント「金なら1枚銀なら5枚」で会場に笑いが起きず、ちょっとガッカリ。後でダンナに聞いたところによると、みんなソコであからさまにガッカリした顔をしていたそうだ (笑) やっぱりこういう大きな会場を笑わせるのは難しいか…まあ笑いは起きなかったものの、出来栄えとしては悪くない、と思う。多分。舞台ソデでは Palette と Pale Orange のメンバーさんたちが、一緒に踊っていてくれたらしい。アリガトー♪

で、軽くMCを挟んで「ルパン」へ。この曲でやはりエヘン虫にしゃしゃり出て来られて、2カ所声がヨレてしまった。「あ〜減点2かな〜ゴメンねみんな〜」などと思いつつ、何とか最後まで歌いきり、大きな歌い間違いや音途切れ、音程的な破綻が無かったことに取りあえずホッとする。音響が良かったのでかなり気持ちよく歌うことが出来た。

出番のあとは舞台裏のたまり場で、他のバンドさんと談笑。Palette の若者達が、歌い終わってソデから出てくるバンドを待ちかまえて片っ端から記念写真を撮っている。ダンナにはカメラを渡したが、自分はウッカリ持ってこなかったので、後で頂くお願いをした♪(メンバーさんのブログから後ほど頂きました。アリガト〜♪)

ダンナは客席から写真を撮ろうとしたが、シャッターの音が大きいので気が引けて演奏中は撮れなかったらしく、歌っている姿が無いのが残念。小さいほうの音のしないデジカメも渡しておけば良かったな。もっとも、カメラを構えていたら「撮影はしないで下さい」と会場の人に言われたらしく、「知り合いのグループだけでも撮っちゃいけませんか?」とお願いしたら、腕章を渡されたらしい。凄いね。会場のかた、ご面倒お掛けしました。後で主催者側から写真とか頂けたりするのかしらん。聞くところに依ると音源は頂けるらしいが。

9バンドすべての演奏が終わると、アンサンブル・プラネタの演奏だ。去年トライトーンは審査に加わったが、今年はプラネタさんは歌うだけらしい。客席に移動してじっくり鑑賞。美しい声とハーモニーにウットリ。

すべてが終わって、いよいよ結果発表。出場者全員が舞台の上に、高校野球よろしくバンド毎タテ一列に並ぶ。プラカードが欲しい感じ (笑)。賞は「審査員特別賞」が2団体、「優秀賞」が2団体、「最優秀賞」が1団体。…と、その前に講評だ。

評者さんは合唱関係の先生。合唱畑のプロフェッショナルにコンテンポラリーアカペラがどういう風に評されるのか興味津々で拝聴する。内容は「マイクに頼って声が出てないグループがあったので、普段の練習ではマイクが無くても歌えるようにしましょう」「マイクを近づけすぎて声が鳴りすぎてしまっている所があり、せっかく綺麗なハーモニーがうるさくなって勿体ない」といった様なもの。まあつまりは声をちゃんと作ってマイクを上手く使いましょう、ということだろうか。割に当たり障りのない感じで、あまり具体的な話を聞けなかったのは残念だが、全体評なのでそういうものなのだろう。しかしこの講評を聞いて、観点は「声」に関する部分なのかしら、と思い、「ああ、あまとらは選ばれないかなー」とちょっと諦めムードに。

まずは審査員特別賞2つ。これは上記の「宮崎学園男子合唱部」さんと「Muse」さんが、地域貢献ということで受賞。ぱちぱちぱちぱち ""ハ(^▽^* Muse さんはソデで聞いていたら、リハの時に比べて音が崩れてしまっていたようで、きっと不本意な出来だったんだろうと思う。曲間でいちいち音を取らずにメドレーのようなカタチですぐに歌い始め、その間に1人がMCを入れる、という方式だったので、余計に難しかったのではないかしら。

そして、優秀賞2つ。こちらは「Palette」さんと「Pale Orange」さん。おおお! 昨日ご一緒した2バンドではないか! コレは嬉しい。贅沢なライブに入れて貰ったんだな〜とシミジミ。Palette の代表者君は受賞のとき涙ぐんでいて、愛おしくなってしまった (笑)。良かったね〜 ""ハ(^▽^*

さてさて最優秀賞。ドロドロドロドロドロ(…は無かったが)
6番、あまとら」。ひょえ〜〜〜。ウソ〜〜〜。良いんですか〜〜? 有り難うございます〜 m(__)m てんこちゃんが私にトロフィーを受け取りに行くよう促すが、ここは是非てんこちゃんに!お願い! と無理に押し出して大役を押しつけた。だって感想言わされるんだもん!(笑) さすが関西人のてんこちゃんはミゴトに観客の笑いをさらい、ヨロコビのうちに幕は閉じるのであった。

降りた幕の後ろで記念写真モード炸裂! 色んなヒトと写真を撮った。(でもうちのカメラじゃないの… (T-T) )ほどなく撤収が始まって、ワサワサと退場。審査員のかたとかお世話になった係のかたとかにお礼を言うヒマもなくその場を後にすることになってしまった。なんか心残り〜。

ソデの所をアンサンブル・プラネタの方が通りかかり、シミニック氏が声を掛ける。この辺の積極性は凄いよな〜。全然物怖じせず演奏の感想を言ったり持論を展開したりするのだ。音楽に造詣が深いからこそだ。私もヨコから話を聞いて、最後に「プラネタさんのサニーサイドの楽譜、私が浄書させて頂きました」と、営業の挨拶 (笑)。今後ともヨロシクです〜m(__)m

この時点で既に5時を回っている。みんなが乗る飛行機は 18:40 と 18:45 なので、急いで練習室を撤収して空港に向かわなければ! あたふたあたふた。

幸い道はそれほど混んでいなかったので、18:00 過ぎには空港に到着。チェックインしてみんなでオミヤゲを購入。みんな顔がホクホクしていて、本当に楽しかったのが伝わってくる。ああ良い週末だった。みんなに感謝。

私とダンナはまた車で一路長崎へ。考えてみたら、宮崎で食べた食事は●昨日の昼(空港内のファミレス…私は道中SAでおにぎりを買って食べたのでここでは食べず)●昨日の夜(ポトリージョでエビピラフをてんこちゃんと半分こ)●今日の朝(ホテルについてた洋食。半分残す。)●今日の昼(配給されたお弁当。半分以上残した)のみだ。食そっちのけで、ひたすら歌った宮崎遠征。次回は名物とかも食べたいな♪

  
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