こんきちの雑記帳

アカペラ・ルパン・Mac そして日々の出来事…

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A7、アニソンイベントに出演

A7 はこれまでに5回の本番を経験しているが、

 ●「あまとら」とのジョイント ×1回
 ●「あまとら」単独ライブのオープニングアクト ×2回
 ●「よりアイ」(あまとらも出演) ×2回

という風だったので、あまとらと一緒以外の機会にライブをしたことがない。今日は初めての独り立ち (笑) で、しかもアニソンイベントである。他の出演バンドさんは全てロックバンド形式。さわいさんが筋金入りのアニソンファンで、あちこちのアニソンイベントに出かけたり、他のアニソンバンドさんのライブを見に行ったりしていて、そっちの人脈の広さはアカペラ界における顔の広さと比べても遜色なし、あるいはそれ以上だ。今日の話も勿論さわいさん経由で頂いたもので、さわいさんは他の全てのバンドさんと知り合いの様子。アカペラの私達は場違いじゃないのかしら〜という不安を抱えつつも、初めての体験でちょっとワクワク。

本番が始まってすぐ、A7 にとって今回はとてもやりやすい環境であることに気付いた。まず、観客が我々の歌うレパートリーを懐かしがって喜んでくれる。そして、アニソンをアカペラで聴いたことがない人が殆どである…というか、アカペラ自体聴くのはこれが初めてである人が多い。次に歌う曲目を言うたびに「おお〜」とどよめきが起こり (笑)、1曲歌い終わる毎に「すげー」とか「カッコイイ〜」とかの讃辞の声が聞こえる。なんて有り難い(甘やかされた (^^;;; )状況なんだろう。普段アカペラーの友人の前で歌っているときは、曲目を紹介しても「知らねー (笑)」という声が聞こえることが多いので、とても新鮮だった。演奏の出来としては反省するところが非常に多く、決して満足のいくものではなかったが、「懐かしい」「新鮮である」ということで大分インパクトを与えられたようで、非常に客席のウケが良かった。嬉しかった〜。

他のバンドさんの演奏は、主に控え室で拝聴した。というのは、ヘビメタ寄りのロックバンドが殆どだもので、私はあの音量に耐性がないのだ。以前ルパンのパチンコがどんなもんか見たくてダンナにパチンコ屋に連れていって貰ったが、あまりの音の大きさに5分と中に居られなかった。みんなよく平気だなあ…。今日も一度中に入ろうと試みたが、耳がキーンとしてきて心拍数が上がってどうも具合が悪くなるので、途中のアコギコーナー(各バンドから代表者が出てアコギの伴奏で1コーラス歌うコーナー。A7 からはさわいさん)の時のみ中に入って聴いていた。トリのバンドさんは実力派との定評のあるバンドさんで、これは直に聞かねば!と頑張って中に居たが、終わって外に出た途端にクラクラしてしまった。しかし頑張った甲斐はあって、実力派揃いのカッチョいい演奏であった。それにしても、せっかくのジョイントなのに、なんだか申し訳ない感じ。もうちょっと音量が抑えられてればなあ。デカすぎて歌がよく聞こえないが、ゆっきいさんによると、だいたいロック系のライブというのはこういうものらしい。

他のバンドさんのレパートリーは、新しいアニメ、ゲーム系アニメ、特撮系のものが多くて、私の「知ってる率」は(アコギコーナー以外は)ほぼ壊滅状態だった。ひとくちにアニソンといっても実に範囲が広い。私はアニソンイベントというと、私達みたいな懐アニ系がズラズラ出てくるのだろうと思っていたので、今日のラインナップはとても意外だったが、最近のアニソンイベントというのは、こちらのほうが一般的らしい。それだけに、A7 のレパートリーはお客さんにとって新鮮だったとも言えるのだろう。特に、今日のお客さんは割と高めの年齢層のかたも多かったし。

聴きにきてくれた【あまとら】のてんこちゃんからも、「A7 はアニソンイベントでこそ本領を発揮できるのではないか、選曲もお客さんのツボのようだし、アカペラの良さも伝えられるし」という感想を貰った。アニソンの世界ではアカペラの良さを、アカペラの世界ではアニソンの良さ(と、出来ることならアレンジのこだわり)を伝えられたらいいなと思う。アニソンイベントにも、是非また出てみたい。

各バンドさんとも、コスプレしたりカブリモノが登場したりと、小道具にとても凝っていて感心した。私達もそろそろステージングのことを考えないとな〜。今日はゆっきいさんがタマタマ持ってきていた仮面ライダー響鬼の変身音叉 (笑) が役に立って笑ったが(ていうか、普通そういうものタマタマ持ってないよね)、これって普通のアカペライベントでやっても判る人殆どいないだろうな〜。私も判んないし。でも面白いけど。

共演者さんの中にはモノスゴイ格好したひととかも居るんだけど、見た目から受けるエキセントリックな印象とはウラハラに、みんなとてもオトナで礼儀正しくてあったかい人達だ。主宰者さんの仕切も素晴らしいし、お客さんもマナーがいいし、knave のスタッフさんもとても感じが良かったし、音響も歌っててとても気持ちが良かった。自分たちの演奏の出来はさておき、とても楽しいイベントで、声を掛けてくださった主宰者さんに大感謝。集客数のほうもライブハウス側が驚くような数字だったらしく(139名)、またライブハウス側からお声がかかるのでは、という話も出た。

終演後は、総勢40数名で打ち上げ。さわいさんの古くからのお友達のカイザードさんを紹介して貰ってコユーイ話をして楽しかった。カイザードさんは東京の有名なアマチュアアニソンバンドで活躍していたのだが、つい最近転勤になって関西に引っ越してきたのだ。東京のバンドは休止ということになったらしく、さわいさんが関西に先に来ていたからまだ救われただろうが、後ろ髪を引かれる思いがよく判って我が身を見るようだ。でも関西で既にさわいさんが場を開拓してくれてあるし、アニソンの裾野も広いようなので、きっと活動の場を見つけられることでしょう。

つーわけで。独り立ち一発目は実に気分良く終わったのでした。
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