こんきちの雑記帳

アカペラ・ルパン・Mac そして日々の出来事…

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Toxic Audio @ 福岡

只今全国ツアー中の Toxic Audio。ZEPP 福岡で行われる公演に行きたいとダンナに頼んだが一度は却下された。先週関西公演を見に行った関西の友人達の評判があまりにも良かったので、もう一度頼み込んで何とか見に行くことが出来た。ダンナは最近歯茎の炎症で体調がイマイチなのでパスとのことで、ひとりで長距離バスに乗って日帰り往復。

バスは高速に乗ってしまえば揺れも殆ど無く、文字を書いたり読んだり出来る。思ったよりも快適だった。時間がタップリあったので、五線譜を持ち込んで N-core 用のアレンジをした。うっかり歌いそうになっちまいました (^^;;;

さて Toxic Audio。プログラムはあちこちの日記とかで知っていてネタバレ状態だったが (笑) それでも充分堪能できた。お笑いグループかい!ってくらい、客席を笑わせることに情熱を注いでいる。のみならず実に芸達者で、エレキやサックスの見事な擬音を聞かせてくれたり、大音量でシャウトしたり、かと思うとシットリしたバラードなんかもきっちり聴かせたり。

覚えている範囲で紹介しますと(以下ネタバレですので、これから横浜 BLITZ でご覧になる予定の方はご注意ください!)

‥…━★【オープニング】
「宇宙人」という設定で、アタマがマイクのカタチをした5人組が登場するが、友人からの情報でこれは本人達ではないことを知っていたので、自分的にはなんとなくイマイチ盛り上がれず (笑)。彼等と入れ替えに本人達が現れた時、マイクのひとたちに盛大なる拍手を送ってしまったお客さん一同はガッカリしなかっただろうか (^^;;;

‥…━★【Voices Carry】
いきなり擬音やら超高音やら美しいハーモニーワークやらのテクニックを披露。これは来て大正解だったとまずホクホク♪

‥…━★【風邪にんげん】
咳・鼻すすり・しゃっくり 等の音を組み合わせてリズムを組み立てて音楽にしていく。最後は薬を飲んだ後のゲップの音で終了。なんじゃこりゃ〜 (笑) こんな喉に悪いことしたあとにちゃんと歌えるなんて、喉強いわ…

‥…━★【Paperback Writer】
個人的に以前からアレンジしようと思っていた曲。すごくカッコ良くてまた綺麗なアレンジだった。楽譜ちょーだい (笑)。でもバリバリベースとガリガリボイパが必要だからもらっても出来ない。

‥…━★【ラブリーたいむ】
会場からポールさんが可愛い女の子を1人ステージにあげて2人でソファーに座り、レコードをかける演技をして、レコードが鳴っているという設定でムードタップリに歌い出すが、メンバーがソデからこっそり出てきて回転数を上げたり下げたり、引っ掻いて傷つけて音飛びさせたりとイタズラをする。ポールさん(と影から聞こえてくるベース)は勿論すべて声でその様子を表現しているのだが、それがまあミゴト。女の子は帰り際にCDを1枚プレゼントされていた。ええなあ。

‥…━★【Bring Me To Life(Echo)】
エコーを使った妙技。ミッシェルさんが一人で登場して、彼女が発した声を一定の間隔で繰り返すエフェクトを使用。最初「チッ」という音を出すとそれが4回繰り返されそれを1小節と見なし、2小節目からはさっき自分の出した音のエコーである「チッチッチッチッ」という音に合わせて、1小節ずつ違う音、違うリズムで声をちょっとずつ足していき、どんどん一人多重録音みたいな感じになっていく。最後にはエコーを記録するのをやめて、自分のいま作ったばかりのリアルタイムBGMに合わせてリードを歌い始め、ひとふし終わったところでBGMは切って、他のメンバーと一緒に歌う、という構成。途中ちょっと音程がズレたのとリズムがズレたところがあって惜しかったが、音響さんとのミゴトな連携。ちょっとやってみたい (笑)。

‥…━★【Autumn Leaves】
「〜語でお送りしております」みたいな看板が出てきて、ミッシェルさんがリードを歌い、他の4人は歌詞無しのバックコーラス。「〜語」に当たる部分をレネさんがイタズラっぽくすげ替えるたびに、ミッシェルさんはそれに合わせて歌詞の言語を変える。英語、フランス語、韓国語、ドイツ語、スキャット、タイ語、…最後は日本語でした。ドイツ語がミョーにそれっぽくて笑えた。つーかドイツ人怒りそう (笑)

‥…━★【テレビのじかん】
今度は初老くらいの女性が1人ステージに上げられて、ソファーに座り、メンバー5人がそのまわりを囲む。リモコンでチャンネルを変えると色んな歌が流れてくる。ドラえもん、笑点、古畑任三郎、韓流ドラマ、ちゃ〜んとアコム(←後援/笑)、ウルトラマン…しかし、会場から引っ張り出された女性がリモコンを渡されてポチっとすると、必ずエロ番組が流れるコトになっている (笑)。客イジリ上手いね〜。余談だが、古畑任三郎は私もアレンジしてみたかったのダ。こうやって短く使うといいけど、長くやったら飽きるかしら?

‥…━★【The Water is Wide】
例のトヨタのCMに使われてるバージョン。会場からどよめきが…起こるかと思ったが無反応だった。譜面は同じでも Vox One の演奏とは表現が違っていて、よりエモーショナルな感じ。こういうのもちゃんと聴かせる。

‥…━★【ルパン3人オーケストラ】
…といっても、ルパンが3人でてくるワケではない。男性3人がそれぞれ、次元・五右ヱ門・ルパン(この順に登場)のコスプレをして現れ、歌う曲も当然ルパン。「lupin the 3rd '78」をベースにした新ルの曲だが、後ろのスクリーンに映るルパン一味は旧ルの絵だ。ルパンの絵は例のサーチライト走りのシーン。しかしコスプレはなぜか赤ジャケなのだ。悪役が舞台に現れて女性陣をさらおうとすることろを、3人が助けるというアクション付き。世間ではルパンはすっかり正義の味方である (笑) コスプレ登場前の、曲がルパンであると判った時の客席の反応は非常に良くて、ルパンってツカミにはもってこいの曲なんだな〜と改めて実感。

‥…━★【Splanky】
Real Group のアレンジはソロ部分がほぼ Count Basie のオリジナルに沿う形だが、彼等のは完全なるアドリブでハジけた感じ。途中客席を参加させて歌わせる。みんな結構歌っていた。ミッシェルさんのアドリブは、奔放でパワフルで好き。

‥…━★【Why Don't We Do it in the Road】
ポールさんが客席に降りて、スキャットの合いの手に客にマイクを向けて「フー!」と言わせて面白そうなお客さんを物色。今回は白髪のご老人が選ばれ、舞台の上へ。なかなかファンキーそうな素敵なお爺さまだ。ポールさんに歌詞を書いた大きな紙を持たされ、メンバーは全員客席に降りて歌い、お爺さんだけがステージの上に取り残される。ポールさんが「Why don't we do it in the road」と一節歌う毎に歌詞の紙をめくるようにジェスチャーで要求されるが、めくってもめくっても同じ歌詞しか出てこない (笑)。これは元々そういう曲なのか? メンバーはわざとタイミングを外されたように、紙がめくられるのを待ちながら歌う。これも客イジリ。最後にはお爺さんが一節歌うように要求されるが、さすがにそれはムリで、一単語ずつ読み上げてなんとかカンベンして貰っていた (笑)。

‥…━★【マイク DE ジャクソン】
スリラーのモノマネ。ちゃんとムーンウォークしてたし、似てた。スゲー。

‥…━★【Mah Na Mah Na】
ベースのレネさん以外の4人は楽譜を持って現れ、レネさんも楽譜を要求するが小さな紙切れだけを渡され、レネさんは「マナマナ」しか歌わせて貰えない、という趣向 (笑)。「A列車で行こう」とか、他の曲を無理に歌おうとすると他のメンバーが歌うのを辞めてしまってイジめられる、という構図だ。なんてこと無いのだけど素晴らしい演技力についつい笑ってしまう。

‥…━★【Stand By Me】
教会風のアレンジ。歌いながら客席に降りてきて、会場を歩き回りながら歌う。途中で「Sukiyaki Song(上を向いて歩こう)」に曲が変わっていき、最後はマイクを外してシットリと歌う。

とまあ、こんな感じ。最後にあとなんかもう1曲入って(忘れた (^。^;) )、アンコールは「Dancing Queen」。メンバーに促されてオールスタンディング。MCは最初にマイクのアタマのヒトのジェスチャーに合わせて合成音っぽい英語が流れたのと(スクリーンに字幕付き)最後の曲の前にミッシェルさんが日本語でちょっと話しただけで、あとは後ろのスクリーンに簡単な解説が出てくるのみ。よく考えられている。あとは全て、メンバーのジェスチャーでステージが進んでいき、ちゃんとストーリーがあり、客席をミゴトに巻き込んでいるのだ。凄いエンターテイナーだわ〜〜。そして福岡のお客さんは、非常にノリが良かった。

終演後はまだ買っていなかったCDを買ってサインをして貰った。なにか話そうかとも思ったが、どーも小心者故 (笑)「楽しかったです!」としか言えなかった(^。^;) ちょっと前に並んでた人達がグループ内で Toxic Audio のネタを歌っているらしく、メンバーと一緒に歌って貰ってて羨ましかったっす。

追記:あとで奏屋さんのHPの日記をみたら、最初にステージ上に連れて行かれたのは、奏屋の MiDoRi さんでした! 一節歌ってくれれば良かったのに〜 (笑)
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