長崎でアカペラを始めるようになった経緯は、今の時点ではまだ雑記帳に書いていないのだけど、ともかく何とか2人ゲットして、既に3人で細々と練習をスタートしている。名前は「N-core」(エヌ・コア)に決定。色んな所に撒き餌(=メン募)してはあるのだが、長崎のパソコン普及率はまだまだ低いらしく、情報交換にインターネットがあまり活用されていないようなのだ。長崎駅ビル内「島村楽器」にあるメン募ボードや、合唱団が多く練習会場に使っている青少年センターの掲示板にメン募チラシを張らせて貰う作戦にも出てみたが、青少年センターの方は「当館をお使いでない方の掲示物はちょっと…」ということで張らせて貰えなかったし、島村楽器のほうは掲示して貰ったものの、1ヶ月経っても反応はゼロ。が、努力が実ってようやく1人、ネット撒き餌に食い付いてきてくれた人が居た。今日はそのカレとの初お見合いである。
メールでのやり取りから相手はナント 19 歳ということが判り、こっちは良くてもあちらはどう感じるのだろう、とやや不安を覚えたが、会ってみたらすごーく感じのいい青年で一安心。むっちゃ背が高くて(187cm!)、そしてイケメンでありました。高校の時に(っていっても去年だ!)ブラスバンドでチューバをやっており、大学も専門的にチューバの道を選んだとのこと。その上サークルでもオーケストラでチェロを弾いていて、どうやら相当の音楽好きだ。アカペラ経験は高校の頃友達と歌ったことがある程度、というので「ハモネプブームの時ですね?」と聞いたら「実はハモネプに応募したんです」だって!! あのハモネプブームは日本のアカペラクオリティー向上に貢献したかどうかはともかく、世間にアカペラを認知させてアカペラ層を広げた、ということは間違いないようだ。
カレはトライトーンは聴いたことが無いらしい。というのも当然だ。長崎市内のCDショップでは、トライトーンのCDなんて置いてないのだ。自ら積極的に調べて通販で買ったりしない限り、トライトーンに触れる機会は皆無といっていい。最初にゲットした2人(ご夫婦)はまだ自宅にパソコンがないころ、トライトーンのCDや楽譜が欲しくてサニーサイドに手紙を出したそうだ。イケメン氏は難しい和音のアカペラは歌ったことが無いとのことだったので、前もって2曲分楽譜を送っておいた。初めてということもあって、「一人で歌うと歌えるんだけど、合わせると分かんなくなります…」というふうだったのだが、それでも何度か歌ううちに居場所を探って入ってくるような感じなので、慣れれば大丈夫かもしれない♪と、光明が差した気分になった。やっぱり4つ音が鳴ると嬉しいわ〜。
一番肝心なのは本人がこういう作業を楽しいと思うかどうかで、それがまず気になったが、「これはハマるかもしれません…!」という心強いコメントを貰い、しばらく試しに一緒に歌ってみることにした。4人揃えばしばらく4声の曲を歌うという道もあるし、何にしても3人よりはずっと幅が広がって嬉しい。帰り際、ちゃっかり「学校に張って下さい♪」とメン募チラシを2枚渡してしまった。テナーさん、お待ちしてます。
それにしても、今日は私はポカ続きだった。これまで N-Core での練習の時は簡易ミキサーを使っていたのだけど、よりコアな練習をするために、あまとらでも使っているマルチトラック・ハードディスクレコーダー「KORG D16」を持っていった。それに備えてちゃんとカラオケマシンに繋ぐケーブルも買っておいたのに、そのケーブルを忘れてしまった!! うえ〜ん(TДT)その上前回関西に帰った時に買っておいたオミヤゲの神戸チョコレートも持っていくのを忘れ、ついでに音取りキーボードも忘れてしまった。あほあほ、私のあほ。帰宅後すぐに、すべてのものを鞄に入れておきます。
練習終了後、ダンナが練習会場のカラオケボックスまで出向いてくれて、一緒に浜の町のイタメシ屋でお昼を食べた(練習は 11:00〜13:00 なのです)。私は大抵の外食は「美味しい」と思ってしまうクチなのだが、今日の所は美味しくなかったわ〜。敢えて名前は伏せますけれど。
