こんきちの雑記帳

アカペラ・ルパン・Mac そして日々の出来事…

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世界が半音低くなる薬

あまりにビックリしたので覚え書き。私のマイミクさんのひとり・Dさんが最近風邪をひいて、病院で処方された薬を飲んだら、「すべての音が半音低く聞こえる」という症状に見舞われたそうです。

Dさんは絶対音感はないそうなんですが、いつも聞いている音の高さは記憶していて、それが(たしか家電の音だったかな)いつもよりも半音低く聞こえたので異変に気づき、ググったら薬の副作用だということが判ったとのことでした。

  Tosikの雑記 - 風邪薬「フラベリック錠」と絶対音感の関係

なにしろ自分の出す声も含めて全ての音が低くなるので、音程を記憶していない人は気づかないのだそうです。Dさんはこの症状が出ている間に歌も歌ったらしいのですが、とくに不自由は感じなかったと書いていました。

私も絶対音感は殆ど無いんですが、ピアノの音だけは記憶しているようで、ピアノで演奏されている音は音名で聞こえてくることが多いです。なので、トランスポーズ機能が付いてる電子ピアノをキーの高さを変えて自分で弾いてみるとモノスゴク弾きにくいんですが、音色をピアノ以外のブラス音などにすると平気で弾ける様になったりします。

この薬を飲んでピアノを弾いたら、気持ち悪いんだろうなあ。

学生の頃だったかヘリウムガスのスプレーが流行って、友達同士で旅行に行ったときに誰かが持ってきていたので、私も吸わせて貰って歌ってみたんですが、出してるつもりの音と聞こえてくる音が違ってムチャクチャ歌いにくかった記憶があります。

「この音を出そう」と思って喉の準備をして声を出して、出た音が狙った音よりも半音低く聞こえたら、かなりキモチワルイんじゃないかという気がするんですが、でも現役バリバリのアカペラーであるDさんが「別にどうということは無かった」と言ってるので、そういうモノなのかなあと不思議に思いました。

声を出すときというのは出す瞬間に耳で聞いて音程を微調整しているのであって、半音くらいの違いだったら、いつもの筋肉の感覚と実際の音程がずれていても、苦労なく修正できるものなんだろうか。或いは歌を歌い出す前から普通に喋ったりもしているだろうから、喋っているうちに音程と筋肉との関係性が自動的に修正されたりしているのかも?

服用を辞めたら数日で元に戻ったそうです。怖いけどちょっと体験してみたいような気もする。
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