こんきちの雑記帳

アカペラ・ルパン・Mac そして日々の出来事…

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独り言芸人

以前書いたかと思いますが、私は「おもろない芸人」を見るとイライラします。以前よゐこの濱口が嫌いで、出てくると顔を指で隠したり (笑) チャンネル変えたりする位でした…が、最近ちょっと認識を新たにしました。

「ウッチャンナンチャンのウリナリ」に出ていた頃、嫌いで嫌いでタマラナくて、あの番組が打ち切りになった後は、私が見る番組にしばらく登場しなかったので存在を忘れていたのですが、最近またチラチラ見かけるようになりました。そして、カレは居場所を見つけたのだなーと思ったのでした。(^。^;)

最近のカレはスタジオ等で他の芸人と一緒に出演するのではなく、1人で部屋とかロケ先に居て、独り言を言ったり、素人相手にコメント言い放ったりすることが多くないですか? それが案外面白い、と思ったのです。スタジオに出てきて他の出演者と絡むと、相変わらずオドオドしてるし面白くないけど、独り言だと結構面白い。自分のフィールドを見つけたのね〜と思い、濱口が画面に出てきてもイライラしなくなりました。今、出てくるだけでイライラするのはダチョウ倶楽部の上島竜兵くらい。

そしてなんとなーく、私が関西在住時にやってたアカペラグループ「うたまろ」を思い出したのでした (爆) 。うたまろは、練習を録音してみると結構いい音が鳴っているのですが、本番になるとなかなかいいパフォーマンスが出来ない、という感じのバンドでした。あまとらとは全く逆のタイプ。あまとらは、練習の音源はどーにも気が抜けてて使えないけれど、本番になると何とかなっちゃう、という場合が多いのです。うたまろのHPにアップしてる音源は練習の時のものばっかりで、あまとらのほうは本番のものばっかり。(^。^;)

以前「Breath By Breath」という、スタジオミュージシャンが集まって結成したアカペラグループのライブを聴きにいったことがありましたが、カナ〜リがっかりしました。CDを聴いたら結構いいな、と思っていたのですが…録音向けのグループってのも居るんだろうな〜とそのとき思ったのでした。

濱口優とスタジオミュージシャンとの間にフと共通点を見いだしてしまったワケですが(^。^;)…音楽のスタジオ録音って、独り言みたいなモンなのかなあ? グループでの演奏なら、グループ内でのお喋り。やりとりが凄く楽しいんだけど、部外者の聞き手の反応はあまり念頭にない。

「聞き手を意識した演奏」ってよく言われるけど、何なのでしょうね? 演出とかMCとか振り付け・衣装なんかの見た目の部分等はともかく、純粋に演奏に関して聞き手を意識するとはどういうコトなのか。よく判りません。自分たちが楽しいと思っているその状態を客前でも再現できれば、実は歌い手は聞き手をあまり意識しなくても、少なくとも同じ感性を共有する聞き手であれば、それを楽しいと思ってくれるのではないか? と思ったりします。うたまろは、メンタルな要素が原因で、その状態を客前で再現できなかっただけなのではないのかな〜。

「自分たちが楽しいと思う」←この尺度が大事なのかもしれませんね。歌っている間も聞き手の耳を持っていられればOKなのかも。例えば「声を出してる自分の喉の状態が気持ちいい」とか「音程はどうあれ、感情を込めてるこの感じが気持ちいい」とかいう尺度は、聞き手の耳を自分が手放してる状態なので、聞き手を無視してる、ということになるけど、出ている音自体を自分たちが楽しめるのなら、それは充分第三者に聴かせてみてもいいものかもしれないです。
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